トランジスタ技術 2008年10月号別冊付録についていた DC-DC コンバータ基板(ロームのBD9778F が使われている)を試してみました。電源は秋月で売っているの 15V 1A の AC アダプタを使っています。電圧はサンワのDMM PC5000を使って測定しています。
CIN に、25V, 220uF を追加(ニチコンの KMG25VB220M)し、それ以外は付録のままの状態で試してみました。出力電圧は出力端子開放時に5.02[V] で、12[Ω]負荷時に4.94[V]でした。12Ω負荷時のリップルは、別冊に記述があったとおり、かなり大きいです。
CIN に、25V, 220uF を追加(日本ケミコンの KMG25VB220M)し、CO を OSコン 16V 180uF へ交換、R4をショート、C4 に 1000pF セラミックコンデンサ(リードタイプ)を追加しました。 出力電圧は出力端子開放時に 5.02[V] で 12[Ω]負荷時に4.92[V]でした。
CO を OS コンに交換した状態で、R1 を外し、VR に 100kΩのボリューム (実測 99kΩ)をつけたところ、可変範囲は 1.08[V]〜14.3[V]でした。 効率のよさと広い出力電圧範囲は魅力ですが、リプルがまだ大きく、簡易実験用電源としては LM317 の方がお手軽でよいかもしれません。また間違って出力をショートに近い状態にしてしまったのですが、シャットダウンされず、かなり熱くなっていました。実験用電源としてケース外に出力を取り出すときは、何か対策をしたほうがよさそうです。