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[nikomat:02417] Re: Multi-Coat



In Subject : [nikomat:02415] Re: Multi-Coat 
On Wed, 18 Dec 1996 15:38:20 GMT,
	tanabe@strl.nhk.or.jp (Hayao Tanabe) 様 writes:

> で、F3.4の方のスーパーアンギュロンはまともに写るものは非常に
> 少ない、と使っている人が言ってました。3個に1個も無いらしいので、
> 買うときは実写テストをしないとあぶないそうです。

なんでも、古いのはこわいでしょうけど、特に構成枚数もおおいしね。

> この理由については、また聞きですが、組立精度が非常に要求される
> 構造になっているため、正規の治具がないと精度が出せないそうで、
> 町の修理屋で開けて掃除したようなものはまず駄目だということでした。
> 高いものですので、ご注意。

その通りでしょう。昔のドイツの光学設計は、組み立て精度にそうとう
おんぶした恰好になっていたようで、吉田さんの話だと、テッサーですら、
相当敏感だということです。何十年も前の技術なのに、河田さんが、
感激されたような、性能がでるというのは、そこに秘密があるわけでしょう。
いまは、素材はずっといいものがあるし、そこそこの精度の組み立てコストは、
めちゃ安にできるようになっていますが、非常にクリティカルな組み立ては、
とても値段が高い(というか量産不可能)ものになってしまうので、
再現できないのでしょう。

オーバーホールで、玉押しで組めるとこってあるんでしょうか?

ライカでさえ、一度、ドイツの工場を閉鎖してから、去ってしまった熟練工の
穴を埋められないようですね。

     l_#_l(_0   Kazuhiro IGETA, not the number,,,    
  _~C. C_~/   Adaptive Communications Labs
 (((==)((@)  ATR ,  Kyoto,  JAPAN