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[nikomat:02669] Re: [Q] About APO Lense
たなべです
At 4:50 PM 97.2.18 +0900, Shinsaku HIURA wrote:
>日浦@阪大です.
>
>Akio Yamada さんが 4:34 PM 97.2.18 +0900ごろに
>>>まずアポクロマートとは本来3色に対して同一焦点になるように色収差を補正したレ
>>>ンズです。
>>>アクロマートというのは2色に対して補正したものをいいます。
>>
>> セミアポクロマートというのもありますが、これはどういうものでしょう?
>># 2.5色か?(笑)
>> 色収差補正のレベルが、アポクロマートほどでないにしろ、アクロマートより
>>良好なレンズという解釈でいいのでしょうか?
>
>厳密には,アポクロマートというからには,上記のように3色について
>焦点距離が同一になっていなければなりません(色収差曲線が,横軸
>を三回横切る).でも,これは結構難しいはずです.というより,これ
>を追求してレンズ設計したところで,全体としてズレが最小とは言えな
>いと思います.
>
>で,実際には,二次色収差が,通常のアクロマートより遥かに少なくなっ
>た設計のレンズをセミアポクロマートと呼んでいるのではないでしょうか.
>で,ついでに,アポって言ってても,実際に3色補正されているレンズは
>少ないと思います.
>
>> 写真用レンズを指してアポクロマートって言うのも、なんだかヘンですよね。
>># あたり前すぎるというか…
>
>これは「アクロマート」ですね.
>やまださんがおっしゃることと同じことが「写真レンズの基礎と発展」にも
>書いてありました.写真レンズは基本的にアクロマートであると.
そうですね。短いレンズではあまり目立たないけど、マクロスイターみたいにアポと
うたっているのもありますね。
長玉ほど色収差が目立つのでアポ設計が必要なんでしょうけど、ペンタックスの初期の
500mmなんか1群2枚のもろアクロマートでしたね。
F時代のニコンの長玉は前群が3枚構成のセミアポ設計になっているようでした。