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[nikomat:03957] F,F2,F3,F4,F5
たむら@よしださんのFを手に入れた、です。
念願かなって、F〜F5がそろっちゃいました。
並べてみると、各モデルチェンジの際、どういう検討がなされたのかが
想像でき、技術者の取り組み方が伝わってくるような気がします。
さて、F〜F5の主にデザイン、方式、操作部の位置の変遷を比較してみました。
F4、F5を比較に加えるのはちょっと強引な気もしますが、
項目は、F〜F5に渡って継承されている機能/操作部分のみです。
つれづれに、別な観点があれば補足してみて下さい。(訂正も)
対象
F: photomic Ftn
F2: photomic A
F3: HP
F4: (normal)
F5: (normal)
F F2 F3 F4 F5
シャッタ
位置 背面の近く 全面の方 巻き上げと同軸 グリップ ←
レリーズ ライカ式 ← JIS ボディの下方 背面(RS232c)
幕 横(チタン)← ← 縦(carbon cmp) ←
アクセサリ 巻き戻し軸 ← ← ファインダ上 ←
シュー (特殊)
JISsocket ボディ斜め前 全面 ← ← ←
裏ぶた 底部と一体 普通のふた ← ← ←
(開閉) 底にキー ← 巻き戻しクランク ← ←
フィルム 巻き上げと
カウンタ 同軸 別 ← ← ← (液晶)
巻き方 逆 ← ← 順 順
感度 ファインダ ← 巻き戻しクランク ← 背面
メモ 底部 裏ぶた ←(?) 裏ぶたに窓 ←
(index)
ファインダ
交換 ボタン+レバー スライド ボタン ボタン
(ボディ、ファインダ) (ファインダ)(ボディ) (ファインダ)
明りとり 真上 ← 全面(下部) 全面(2箇所) なし
イルミネータ 別売 ← ファインダ横 シャッタ速度 なし
スイッチ 軸 (常時点灯)
電池 ファインダ 底部 ← グリップ ←
内
絞り込み ボタン ← ← ← ←(電子式)
ミラーアップ 別 絞り込みと ← ← 別
同軸
セルフタイマ 機械式、 ← 電子式、 電子式 ←
レバー
巻き戻しの シャッタ 底 ← 上面の手前 背面
時の解除 の根元 (R1)
ボディ
形 直線基調 幾分面とり 直線基調 だいぶ丸い ←
材質 金属 ← 金属 プラスチック 金属
主な色 白、黒 ← 黒 ← ←
黒いところ シボ皮 ← ← ラバー シボ皮風ラバー
取り付け 真横 やや前 ← 真横、少し前 ←
金具
Nikon文字 細身、彫刻 太い、彫刻 ← 印刷、斜体 斜体、彫刻
#感想
F2は、「←」が多い。Fとの変更点についても、納得できる改良。
F3も中身がかなり電子化されているのに「←」が多いのがおもしろい。
やはり、F3とF4の間にギャップがある。
F5も、以外に「←」が多い。でも、操作感はかなり異質。
#結論
純機械式として完成したといえるF2はいい。
田村 直良
横浜国立大学 工学部 電子情報工学科
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