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[nikomat:06560] Re: exp. indication



ひうらです。

> 例えば50mmF1.8のレンズをムフフのNewFM2につけて、
> 感度をASA100にして、
> シャッタースピードを1/4000の最高にして、
> 絞りを22の最小にすると、ふつうの明るさ、
> たとえば晴れた屋外でも、蛍光燈下の室内でも
> 露出計のインジケータは「+」を示してしまいます。
> 
> もちろん、この組み合わせは測光保証範囲を大きく逸脱
> しているわけですが、「+」というのは気持ち悪いす。
> たとえば、F2.8のレンズをつけて同じ事をすると
> 「−」を示しますが、感度を50に下げると「+」になります。
> 
> さらにF1.8のレンズを開放にして、速度を1秒にし、
> 感度を400程度以上にすると
> 今度は「−」を示します。感度をあげてもずっとマイナスです。
> どうやら規則的のような気もしますが、故障じゃないですよね。。
> FM2ユーザーの方、どうでしょう?
> 
> 速度と絞り値と開放絞り値と感度の組み合わせがある範囲を
> 超えるとこのようになるようなのですが。。。

FM2 はどこに入ってるのか知らないのですが、
FRE という抵抗体がありまして、それが円形になっているん
ですよね。要は、高級な可変抵抗器です。

で、感度とシャッター速度はシャッターダイアル内で「計算尺式」
に合成されますよね。これが FRE の上の摺動接点を動かす(つまり
可変抵抗器の軸を回す)とします。

で、絞りリングの動きのほうは、ギアによって回転方向が変えられ、
今度は FRE 本体(つまり可変抵抗器のボディ)を回転させます。

これらによって全ての動きがうまく抵抗値に合成されて露出計
の受光光量と演算されるのですが、おそらく上記のような設定
をすると、合成回転角が一回転以上になって、摺動接点が反対
側へ出てしまうのではないかなと思います。

十分ギア比を小さくして、全ての回転角の合成結果が1回転を
越えないようにすればいいのでしょうが、必要な精度を確保す
るために、こういう問題は無視しているのでしょうね。
しかし、FM2 のマニュアルにこういうの記述あったかなぁ?

で、この問題は、「開放F値」は関係なく、開放なら開放で
たぶん同じはずです。
絞る側の問題は、開放から「何段絞られたか」(つまり絞り連動
レバーがどれだけ回転されたか」によって決まるのでは?
F1.8 のレンズは比較的この「開放から絞り込むまでの段数」が
大きいレンズに属すると思います。

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FE/FE2 の場合は、この FRE は巻き戻しレバー側(つまり感度
設定、露出補正のところ)にありまして、感度設定と露出補正、
絞りの動きがここで一度に測られます。

しかし、シャッターダイアルは別にエンコーダがあって、デジ
タル式に読み取られているので、こっちの影響は受けないんで
すねぇ。試したことはないですが、たぶん反対側へ抜ける現象
はなかったと思います。

では。