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[nikomat:08337] Re: 新橋にて
kuri@亀レスです。
昨夜の新橋オフで初めてみなさんにお会いできました。(^o^)
普段MLで文章でしかわからない方々が目の前にいらっしゃるのは
不思議な感じもしました。
(TVで見ている俳優さんと話している感じです。)
よしださん、お仕事帰りのところご苦労様でした。お目にかかれて
嬉しかったです。(正に当MLのスターですし)
ではすごく長いですが、昨夜のGIGのインサイドレポートなんぞを・・
(違っている部分は皆さん直してくんなまし)
9/23 JR品川駅高輪口に集合
18:20 kuri到着。既に高木さん、高田さん、丹後屋こと佐藤さんは先着。
改札出て近かったせいもありすぐに皆さん発見!
この時点ではフツーの人たちであった。(カメラ下げているだけ)
「何だ、普通じゃん」と内心思う。
18:25 岡田さん、Fx6の山田さん到着。岡田さんのAuto85/1.8と山田さ
んの使い込まれたF+F36セット、佐藤さんのF(美品)あたりに目が行き
出し、誰からとなく(改札口に向かって)空シャッターを切り始める。
やはり全員フィルムは入っていない。(笑)かなりアブナい集団に豹変し
つつある。知ってはいたがやはり恐るべき集団であった。
触ると感染するのが恐く、機材に目は行くものの触らない。しかしユーワク
には勝てずとうとう佐藤さんのFを触ってしまう。いいなぁ・・・
果たして自分はこの先ついていけるんだろうか?
山田さんの55/1.2自前Ai化改造ステージIIIを見せて頂き、「こんな風にな
るんすよ」最小絞り値ガイドまでつくってある労作であった。
一同「ふ〜ん、結構大変そうだなー」、「綺麗に仕上がってるなー」
18:40頃 よしださん登場!!お仕事ご苦労様です。自己紹介もそこそこに新橋
の高木さんのホテルへ移動。
移動中の電車内でホルガの引渡。面白そうなカメラではある。
19:10 ホテルの狭い一室にヤロー7人!という密度であったがいたる
所にお宝がたくさん出ておりみんなそちらに熱中している。
この日の売り物件:全て謎の趣味人Fx6の山田さんより放出
1.PC-NIKKOR 35mm
2. 同 28mm
3.メディカルNIKKOR 200mm+電源ユニット&アクセサリー一式
4.Ai-NIKKOR 80-200/4.5(時間切れで現物見れず残念無念)
この日のカメラ達(敬称略、一部失念)
高木:F3+MD-4、マートFTn、Ais35-70、Auto24/2.8、Auto
50/2、Auto200/4
佐藤:F+50/?、ライカIII?(ブラック。すんげーカッコイイ)
高田:EM+Ais50/1.8(かな?)
山田:F+F-36、55/1.2(自前Ai化改造済み)
岡田:マートEL+Auto85/1.8
栗原:FE2+Ais28/2.8
いざ、ステージI 改造スタート!というところで不測の事態発生!!
1.露出計連動ガイド削り出す位置を書いたメモを会社に忘れた。
慌てず高木さんのラップトップでMLにアクセス。#038を取り出
して事無きを得る。
ただし、よしださんは見なくてもできそうだった。
2.Auto50/2のマウント止めネジが「+」ネジだった!
プラスドライバーは持ってきていなかったので後でコンビニに買い
に走る。
3.瞬間接着剤を忘れた。これもコンビニで補充。
急いでいると鉄人も忘れ物をするのである。
19:13 とりあえずマイナスネジで止まっている24/2.8から改造開始。
(以下の作業は全てよしださんのヒザの上で作業を行っている)
ネジのアタマにがっちりドライバーを押しつけて慎重に廻す。
一発手が滑ったら親指付け根あたりに深手を負うことは間違いない
くらい押しつけている。
5本ともゆるんだ時点でマウントを揺さぶり、どこもくっついていな
いことを何度も確認。
19:15 真っ直ぐにマウントを外す。
19:17 絞りリング内側をじっくり観察し、構造を確認する。やっかい
な構造でないことを確認した後、絞りリングを外す。
外した絞りリングに削る位置をケガく。
19:19 削り始める。
削り始めの黒い外皮はハードアルマイト処理なのでどえらく硬い。ヤ
スリが滑らないようにゆっくりと作業するようアドバイスがある。銀色
のアルミ地金になってしまえば楽ちんとのこと。
このあたりはさすがよしださん、山田さんの改造経験豊富な方の意見
である。ネジの緩め方、ドライバーの種類なども熟知されている。
自分(kuri)も工具好きではあるがこんなに詳しくはない。
19:20 表皮はもう剥けている。あとはひたすら削る。
途中、どの辺りまで削るかについてレクチャーあり。MLで読むのと
は違って具体的である。
19:23 粗削りほぼ完了。中仕上げ、微調整と進む。
19:26 削り粉を払って削り工程完了。
19:28 絞りリング フィッティング完了。マウント取付。
19:30 完了か?と思いきや再度絞りリングを外して削り始める。
19:35 削るだけでは連動ガイドの厚み(長さ)が足りない場合がある(
ボディによる)のでアルミの小片を貼り足すそうである。
瞬間接着剤でOKだが、接着代をしっかり取らないとポロリと行くそうで
ある。
今回はコンビニでGetしたゼリー状瞬間を使う。
19:40 貼り付け完了。Ais28/2.8と位置関係を確認し、接着剤が乾くのを待つ。
と思ったらもうステージ III (開放F値連動ガイド追加)に入っていた。
この間他のメンバーは山田さんのF-36モーターや佐藤さんのF(美)、メディ
カル、PCをいじり倒す。見なれないレンズばかりに全員興奮気味である。
「おもしろいなぁ、これ〜」、「すごい綺麗だね。」、「これもまた・・」と尽き
ない。
浜松オフもこんな感じだったんでしょうか?と聞くと「こんなもんじゃなかった
ね」とのこと。やはり段違いに濃い。
19:50 L字型に曲げたアルミ小片を貼り付けて連動ガイドとする。しかし、接着
剤の付きが良くないらしく苦戦の様子。
聞けばよしださんは普段はゼリー付き、もといゼリー状瞬間は使わないそうである。
逆に山田さんはゼリー状の方を使ってらっしゃるそうでどちらも本人の好みで良さ
そうである。
後で普通の瞬間を買ってきて再接着し、OK。
20:06 ステージ I 改造完了。早速F3に付けてテスト。喜びの高木さんである。
続いて開放F値ガイドのテストも・・と思ったが適当なボディがない。誰かFA持っ
てればよかったのに、なんていう中「飯坂さんのFGがある!」
何でも出てくるMLである。すごい。
20:10 FGのボディ、AiS28/2.8の現物を見比べながら連動ガイド再接着。
20:30 改造完了。
今回は時間の都合で仕上げまではやらず、機能優先である。
フィニッシュは自分なりに納得できるレベルまで凝ればいいそうである。山田さんの
場合は最後は砥石でフィニッシュした上にガン用塗料で塗ったそうである。
20:33 Auto50/2の改造に入る。ただし、コンビニで買ったプラスドライバー
が微妙にネジとフィットせず、充分な駆動力がかからない。
ドライバー先端を削ったりしたが、異常に堅いネジロックらしきものに阻まれ
この場での作業断念。
ネジ舐めそうな時は退くのも肝心である。私だったら1本は舐めかかってから止
めたたところである。
よしださん自前工具で後日再トライすることに決定。
20:35 最後のAuto200/4に着手。これは順調にネジがゆるむ。
20:42 マウント外れる。この時山田さんからアドバイス。
「このレンズ、鏡胴全部繰り出さないとマウント(&絞りレバー)はずれない
んですよねー」その通りであった。
絞りリングも24/2.8と同様あっさり外れる。
ここで内部を覗いたよしださんから
「このヘリコイドグリス、新品当時のやつですよ。ホラ、この白いの。
O/Hしてたらこの色じゃないし、使ってたレンズだったらもっと黒っぽく汚
れるはず。このレンズ、新品同様ですね」
とのコメント。
このレンズ外観もめちゃくちゃ綺麗だったが中味も然りであった。
よ:「で、どうする?これ削っちゃうのもったいないなー。使うんだった
ら削るけど、使わないんだったら持ってるか、売ってAi200/4買っておつ
り来ますよ。高木さん次第だけど」
た:「う〜ん、じゃぁ今回は持って帰ります。」
一同:うなづく。
21:00 元通り組み立てて作業完了。近くの飲み屋で遅い夕飯を取る。
ここで山田さんコレクションがFx6だけではない事が判明。(バイク)
高田さんの近接用ポラで撮った(筑波狂戯会)シャッターダイアル写
真の質感に一同感心する。(80年代のF3のカタログ表紙にこんなのが
あったような気がする)
高木さんはいっぱい質問がある様子。私も聞きたかった事とかなりダ
ブっていたのでとてもタメになる。
全員写真&カメラ以外の趣味も豊富で濃い。やはり類友である。(笑)
このメンバーでは私はただただ聞くばかりである。何を聞いても
「凄い」の一言に尽きる。
23:00 ホテルに戻り、饗宴の後片づけをする。高田さんはPC35を持ち
かえる事は思い留まり、MD200だけ借りて帰ることに決定。
新橋駅にて散開。
山田さんが私のために品川まで持ってきて頂いた80-200は時間切れ
で対面できず。
今度必ず見せて下さいね〜。ワタシNew-nikkor 〜 Aiまで(Sタイ
プでない)のレンズが一番好きですんで。
今回の教訓
「百聞は一見に如かず」
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
「弘法筆を選ばす」は大間違い。
で、結局「素人危うきに近寄ら(れ)ず」 ちゃんちゃん。
尚、今回のAi化改造は8mmVCRに収めてあります。
ところで・・・
高木さん:
At 23:36 1997.9.23 +0900, Toshimitsu Takagi wrote:
>佐藤さん:物腰の柔らかな紳士。バッグから取り出されるFやライカIII(でしたか)
>は、獰猛かつ上品に輝いている。ズマールの作例、美しかったです。
↑正にそういう印象でした。ブラックのバルナックライカ構えたポーズは実に
カッコイイ!!あのライカも・・・感染りそう。(笑)
>
>高田さん:写真で拝見していた通りのイメージの優しい方。ポラの漆黒、美しかった
>です。接写!……メディカルに倒れて下さい。
↑最近急速にお宝が増殖していますよね。殺菌しても追いつかなかったりして(^^);;
MD200完動品!ぜひ倒れて下さい。
>
>栗原さん:なんとなくですけど、一番身近に感じました。知識と経験ではとてもかな
>わないんですけど。これからもよろしく。
↑ありがとうございます。「当ML内では」我々2人は初心者に近いようですんで
一緒に勉強しましょう。
>
>岡田さん:ワンオーナーEL、きれいでした。85ミリ1.8欲しくなったです。こんど、
>写真見せて下さい。
カビだらけだったとは思えないELでしたねぇ。85/1.8の写真は今度是非。
>
>山田さん:謎の趣味人。謎の商人。キョーレツなインパクトでした。いろいろ教えて
↑今回は謎の商売人でしたね。私(kuri)がF2x6になる日は当分来ないとは思い
ますが・・80-200の件はまたご連絡します。
F-36の動作音、久々に聞きました。
>
>吉田さん:休みの、出勤日に、わざわざありがとうございました。Nikkor-Q.C
>200mm/f4、もちろん嫌いではなかったですが、見直すことができてうれしかったです
>。F3ボデーも、「きれい」のお墨付きで、大事に使います。24ミリありがとうござい
>ました。50/f2もよろしく(笑)。
>
↑よしださんお疲れ様でした。MLで読んだ通りパワフルな方でした。ほとんど休み
ナシでバラしてましたもんね。
次回またお目にかかれることを楽しみにしております。
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栗原 光春(Kurihara Mitsuharu)
e-mail1:juria@da2.so-net.or.jp(自宅Mac)
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