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[nikomat:08450] RB VS RZ
宮崎@RZ持っているけど、宝の持ち腐れです
また長くなっちゃいました。
殆ど、間宮-ML状態です、興味のない人ご免なさい。
よしだ さん:
>>宮崎@交換レンズ無いけれど、一応RZ67pro2ユーザーです
>
>いいですねぇ。
買ったものの、使いこなすどころかあまり本数撮っていません。
精進せねば...
予定では、今頃は150mm辺りを購入している筈だったのですが...
>マミヤ得意の、横に書いてある被写界深度表を作った人って、
>今、同じ職場(5m離れた席)に居たりします。^^;;
>
># やはり濃い部署だなぁ。ここって。
あれってかなり古い機種から採用していますよね。
被写界深度表やCシリーズのパララックス修正メーター、レンズ交換の
2眼とか、Mamiya はアイデアの多いメーカーっす。昔の善三郎nicaも
アイデアの固まりでしたが(最近は知りません)、Mamiyaの方も仲々でし
た。アクセサリーも面白い物が多かったと思います。
>>RBもRZも実質7×7です。
>あ、そうだったんですか。
これは追加投稿のとおり「?」です。本当はどうなんでしょう?。
>RZ か RB か 悩ましいところです。
>マミヤ6でなく、こっちにすれば良かったと 最近 思ってます。
多くのユーザーがいる Mamiya6も良いカメラですよね。
軽さ小ささ(薄さ)も大きな魅力です。
私の場合、当初は Mamiya C330Sを使っていて、
「さすがにCシリーズは古く、メインで使うならもう少し新しい設計の
カメラ/レンズを使いたい」
「同じ写真をフィルムの種類(ここでいう種類は、リバーサル/モノクロ
/ネガカラーです)を替えて撮りたい」
「66も楽しいが、被写体との関係で横長のプリントにする事が多く、実効
画面がセミ版と同じになってしまう場合が多いので、よりカメラ自体の小
さいセミ版にするか、思い切って大きいフィルムサイズにしたい」
「レンズ交換は必須。交換レンズは多いに越したことないが、やや広角ぎ
みの標準と中望遠があれば取りあえずは満足」
と言う要望があり、
「個人的にはメーカーは Mamiya が好き」...なんだかな〜
で、フィルムバック交換式の M645pro・RB67ProSD・RZ67Pro2と絞りまし
た。散々悩んで(これが楽しい)、結局 RZ67Pro2の金融新品(Pro2の中古
は殆ど見かけませんね、あっても高い)に落ち着きました。
同時にフィルムバックを3つ(120×1/220×2)買ったのですが、「フィ
ルムバックを1つ落とせばハッセルの安い新品が買えるぞ〜」と言う悪魔
の囁きも聞こえ、「思い切ってあこがれのハッセルか〜? ZEISSレンズが
俺を呼んでいる〜!」とも思いましたが、もう一度頭を冷やし、「横長画
面ではセミ版と同じ・交換レンズ/アクセサリーが Mamiya より遥かに高
い」ということで思いとどまりました。
RBかRZかは、
・RBのレンズはRZに付くが逆は付かない(古いRBレンズは事前CHECK要)。
・RBはデザインがいまいち洗練されていない。
・RZの1/2刻みシャッター(Pro2のみ)はブラケッテングの際、強力な武器。
・RBと異なり、ミラーセットと巻き上げが、ワンレバーで同時に行われる。
・基本設計が新しい分、使い勝手はRBより良くできているのではないか?
で、RZに転びました。
使ってみると、フィルムバックの装着性やフィルム巻き上げ/ミラー・シャ
ッターチャージなどではRBより使いやすいと思います。各種の警告(ファ
インダー内LED)もありますし。RBの2アクションも機械の操作としては
楽しいですし、機能的には十分だと思います。RBは一眼レフの完全機械制
御式では国産唯一でありながら、いまだに第一線で活躍しているのも魅力で
すよね。
RBの利点の一つは機械式シャッターだと思います。
寒いところにも持っていくので、気にはなりましたが、RZ用の耐寒電池ホ
ルダーもあるので何とかなるだろうと思いました。去年の年末、買った直後
に零度〜マイナス10度を体験した時はちゃんと動いていましたが、マイナ
ス15度前後で電池ダウンで死にました。電池が死んでも、ファインダーか
らでは分からずシャッターは切れているような感覚で、気付かないいまま暫
くシャッターを押していました(途中で気付いて、機械式1/400分でその場は
対応、後で防寒バッテリーホルダー使用ではマイナス15度前後でも動きま
した)。
RZとRBとで比較しますと、やはりRZの方が操作系が洗練されています。
フィルム巻き上げとチャージは1アクションで出来ますが、複雑な連結軸を
介して行うので、レバーの操作はかなり重くなっています。ファインダーの
縦横切換もRBは赤棒がでた時が縦で、何もない時は横(逆かも)ですが、R
Zの場合はマスクがそれぞれ出てきます(ポラパックを付けると縦横両方のマ
スクが引っ込み7×7の画面になります)。
外形寸法はRZの方が僅かに小さいと思います。一方RBの方は使用できる
フィルムバックが過去の物を入れると大変種類も多く、レンズとの組み合わ
せでは6×8にもなりますし、巻き上げの2アクションの欠点は電動ロール
ホルダーで解決できるので、使い勝手での問題は解決します。
RZで変わっているのがミラーアップで、ミラーアップ後、暫くシャッター
を切らないと警告音が鳴り、1分ぐらいで強制的にシャッターが切れてしま
います。カタログにはここら辺のことは書いてないので、操作マニュアルを
見ながら「変な機構だ」と思いました。ミラーアップの状態のままですと電
池はかなり喰うみたいです。
RZとRZpro2との違いですが、2型は初期型の問題点を電気的なところを
中心に改良しているようです(RZが出たての時はトラブルが多かったからだ
と思います)。一度 Mamiya のSSで、その違いを聞いたことがありますが、
pro2はボディ側からレンズやホルダーの状況を電気的にチェックするような
機能が追加されていたりして、電気的なところを中心にスペックには現れない
「かなりの改良」をされているようです。フィルムバックもコマ数縦位置の追
加だけでなく、ローラーにも改良点があるとのことでした。
レボルビング付のウエストレベル機はやはり便利だと思います。縦だろうが横
だろうがカメラの構え方・シャッターボタンの位置は変わりませんし。
あと、RZの場合ファインダーの視野率は100%ではなく低かったように思い
ます。前にもありましたが、蛇腹繰り出しではもの凄〜く接写が出来ます。
試してみて(実写はまだ)驚きました。
最終的にはかなり性格の違う M645PRO か RZ67Pro2 かで楽しく悩んだ末(最
終選考を、性格の違うこの2台にする人は余りいないでしょうね)、ヨドバシ
のプロコーナーで最後に触って倒れる方を決めました。
># やはり66はP6で間に合っちゃっている。
このML影響下、最近このカメラに大変興味があります。
伊勢丹では「これが噂のP6か〜」と眺めていました。
値段的にもそう高くないですし(安くもないですけど)、ちょっとクセがありそ
うですが、それがまた楽しそうで。
伊勢丹では、F2・Mamiya中判関連・P6・CONTAX IIa/IIIaにチェックを入
れていました。
これまたMLの影響で、CONTAX IIa/IIIaに最近興味が出てきました。Lに比
べると同世代のカメラでも価格的に手頃ですし、程度が良いものが比較的多い
と感じました(外観だけのチェック)。価格との評価や、何処をどうチェックし
たらいいのかが皆目見当が付かないので、まだ見ているだけですが。
結局、伊勢丹ではジャンクセールの小物を少し買っただけでした。たくさんの
IIa/IIIaを見た帰り、ヨドバシ本店を出た時には、ついさっき見て悩んでいた
Ai50/2が買える値段の豪華愛蔵本、「コンタックスの全て」が何故だか鞄に入
っていました。
(株)リコー 秦野事業所 宮崎 昭彦
E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp