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[nikomat:11057] Re: [-yota^3][iron]
普通、刀の見方は、
(1)刃紋(鉄の結晶組織、つぶつぶの分布)を観る。
光源を10ないし15度くらいの角度で表面に反射させてみる観賞法。
ただ、刀を光源に向けて柄の方から見るので、ごく一部にしか
焦点が合わない。
light eye
\ /
\ /
\ / 10~15 degree
----------------------------------
surface
(2)表面の法線方向から、鍛え方なんかをみる。
写真を撮るのなら、焦点の合わせやすさからいえば、こっちの方がいいですよね。
> 上記のような観察法では、たぶん刀をかざして、微妙に方向をかえつつ
> 刃紋(法線の分布?)を見るのでしょうが、スチル写真ゆえそういうのは
> できないので、例えば光源の位置を微妙に変えながら多重露出して、
> かつ色フィルタを交換したりすると刃紋がわかりやすい写真が
> 撮れるかも知れませんね。
ということで、これがいいかも知れない。7色に輝く刃紋の写真なんて
見たことがない!
> わたしは、全然根拠のない単なる想像ですが、
> 刀の地肌と刃紋を おそろしく金属っぽくとるには
> なにか油の様なものをうすーく表面に塗って
> 表面の透明感を強調するんじゃないかと思っていました。
さいとうさん、刃の表面は鏡のようじゃないんですわ。
白くって、まばらに霞がかかったようにみえます。
> ミニコピーあたりを使って、適正露出でコントラストをがちがちにする
> ってえのは? 僅かな反射率の差を強調する気持ち。
「ミニコピー」って、大昔に使ったことあるような記憶があるんですが、
複写用で、低感度で、超ハイコントラスト、微粒子なのでしたっけ?
普通に現像を頼めるんですよね? トライの価値ありです。
> たむら先生だったら、写真をパソコンに取り込んでPhotoshopでトーンカ
> ーブをいじくり倒してなんとかするってのは?
>
> #筆ツールあたりで模様を書き込んでしまったりしてぇ。
現代の刀剣解説書として、実写をベースに手書きで刃紋つけて
カラー印刷ってのが新鮮かも知れない。でも、金属のカラー写真って?
たむら@横浜国立大学