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[nikomat:11309] Re: [-yota] {28/1.4]Magome san in Tsukuba
日浦@MHIです。
Tamotsu KOYANO <koyano@bukko.bk.tsukuba.ac.jp> wrote:
>そんな矢先、高名なる馬込師匠がお越しになりました。袖にすがりつく
>ようにして写真を見ていただきました。師匠は”中心コマまであるらし
>い。これは酷い。SCに出せ””こんなクソレンズ、店に返してビゾと
>エルマー65にしなさい”とまで仰いました。
光軸上で点像が丸くならないのは完全に製造品質の問題ですね。
どんな設計でも,レンズは回転体ですから。
>−−−−−−−−−−−−−−−−−
>
>研削非球面が大変なのはわかる。ダブルフローティングが難しいのも想
>像できる。それだから定価23万8千円なんでしょ? 大筒と特殊レン
>ズを除けばF用ニッコールで一番高い、ニコン亀裸事業部にとっては自
>慢のレンズだから大丈夫と信じて倒れたんです。
>新品ですよ。ホントに品質管理やってるのかなぁ。ちゃんと検査して出
>荷したのかなぁ。せめてフランジバックぐらいは合わせて欲しかったな
>ぁ。これだけ高いレンズでも手を抜くようになっちゃおしまいですよ。
>
>#やっぱりライカだなぁ。
ダブルフローティングって,カム使ってるんでしょうか。
カム使うと,わずかであっても鏡筒に軸ズレが生じるような構造が
一般的だろうから,難しいんでしょうね。AFだと,トルクの問題が
あるから,リニアガイドやカムのクリアランスも大き目になるでしょう。
設計の自由度は減るけど,ヘリコイドを使ってフローティング構成して
いるほうが,個体差に対する安心度は高いですね。
例えば,後玉固定式のPlanar55/1.2なんかは,精度の問題は起きにくそう。
話しは戻って,,エルマー65はテッサー型ですね。
あれほど単純なテッサー型レンズであっても,メーカによってピンきり
だという篠島さんの話しがありましたね。(あの神戸の夜。)
で,製造品質ではないかと。硝子の差もあるでしょうが。
昔のレンズだと,顕微鏡で共軸を確認しながらバルサムで張り合わせる,
とか職人芸だったそうですが,今ならマニュアルどおりにロボットか
茶髪のねえちゃんがほいほい組み立ててるんでしょうか(想像です....)。
手は抜いてないと思いますが,時代の流れ,というのが大きいと思いますよ。
昔の人は,パリの石畳とか奈良の法隆寺とか後に残るものをつくったけど,
今そういうものはなかなか出来ないですね。
#原発の残骸と宇宙ゴミは残るかも。金かかってるし。
でも,検査はしっかりやって欲しいですね。ラインとSCにNOAを大量配備して^^
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日浦 亮太
三菱重工業(株) 高砂研究所 機器・自動化装置研究室
Ryota HIURA
Machinery Labo, Takasago R&D center,
Mitsubishi Heavy Industries, LTD. Japan
email to hiura@trdc.mhi.co.jp