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[nikomat:11796] Re: [-yota] Platinum Prints (was original print)



長文堂@勉強した です。

馬込師匠:
>>たしか、感光材料の関係で紫外線を使わないといけない。紫外線の引伸し
>>レンズ、引伸機って無いしぃ。 −>ヘルプ! 馬込師匠
>
>見えないからピントあわせが大変だよ。
>それにいつのまにか雪目になって、兎になるし、これじゃあ、
>  兎と亀らっ。

プラチナプリントの感光材料は紫外線にしか感度がないそうです。
じゃ、紫外線電球を詰めた引伸機でいいじゃん、と思ったんです。
師匠の仰るとおり、

・紫外線じゃ、ピントを合わせられない
・可視光であわせても、件の色収差にやられる。
 (ウルトラマイクロニッコール、製版用アポニッコールならOK?)
・ウサギになる。

だけか、と思ったんですが、そうではなかった。

”感光材料の感度が徹底的に低い!”んだそうです。感色性の関係もあり、
白熱電球では感光しないそうです(蛍光灯だとカブる)。
密着にして、紫外線電球をいっぱい並べて、それで露光時間が6〜12分
だそうです。とても引伸しなんかじゃ出来ないです。

細江英公先生は大日本印刷製のメタルハライドランプ入り写真製版用紫外
線露光器を使っているようです。
35ミリ原板でオリジナルプリント(半切とか)を作り、それを写真製版
機で1:1のネガを作り、それを密着でプラチナプリントにしたそうです。


古谷野 有@筑波大学低温センター
koyano@bk.tsukuba.ac.jp