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[nikomat:12280] Re: [Mercury] VARTA 1.35V



ひうら@きょうだいです。

倪さん:
>   |  MR44を2個使うボディをいくつか持っています。
>   | 0.4Vの電圧降下を持つダイオードを接続して、SR44を2個入れようとして
>   | いるのですが、わからないことばかりで困っています。
>   | ガルバノメータの実負荷ってどれくらいなのだろう、ショットキーバリア
>   | ダイオードって、普通のダイオードとどう違うのだろう、、などなど。
>   | 厚かましいのですが、どなたか、適合ダイオードを教えて下さいませんか?
> 
> ガルバノメータって何? わからないからパス。

ここでのガルバノメータは、露出計の指針を振らすための電流計という
意味でしょう。

> もし負荷の電流を実測するなら、代わりに定電圧電源でつないで、テストで
> 電流を測ればわかりませんか。

そうですね。
ただ、引加する電圧が低めなので、場合によってはちょっと難しいかも。
というのは、回路に直列にマイクロアンペア計をつないでしまうと、
その電流計の内部抵抗が悪さして回路に正しい電圧がかからなくなるからです。
思ったよりたくさん電流が流れるとまずいっすね。電流計も、露出計の
針も、おなじ電流計ですから。

つまり

   +------(A)---------+
   |                  |
(電源)             (camera)
   |                  |
   +------------------+

としちゃうと、電流計 (A) の両端の電圧を差し引いた分しか camera に
引加されなくなってしまうので。そこで、(A) に高級な(電子式の)
内部抵抗の小さいマイクロアンペア計をつなげば大丈夫ですけれども。
これがなかったら

   +------(A)--+------+
   |           |      |
(電源)        (V)  (camera)
   |           |      |
   +-----------+------+

とでもしておいて、電源電圧を加減して (V) に正しい電圧が出るように
して実験すればいいと思います。(V) はデジタルテスター等、内部抵抗
の大きなものを使ってください。それがない場合は・・カメラをつけたり
外したりして、(A) と (V) の内部抵抗を使って計算するしかないですね。

・・・・というようなことをするのであったら、どうせなら

   +---->|-----+------+
   |           |      |
(電源)        (V)  (camera)
   |           |      |
   +-----------+------+

とダイオードつないでしまって、ちゃんと (V) に正しい電圧が
来てるかどうかチェックするとよいと思います。
これが OK なら、もう何の心配もありません。

> ショットキーバリアダイオードは、特徴として順方向電圧降下分が、ふつうの
> シリコン・ダイオードの60%くらいしかないということです。
> 
>      順方向電圧降下
> シリコン              約0.7V
> ショットキーバリア    約0.4
> LED                   約2.0

ですね。
ショットキーバリアダイオードはそもそも高速に動作するのがメリットで
そういう分野(スイッチングレギュレータとか)に多用されます。

ゲルマニウムダイオードでも(順方向電圧降下 0.3 〜 0.4V)いいかも。

どちらにしても微弱な電流になると、電圧降下はこれらよりも小さな
値になるので、上記のような試験はやっておいた方がいいような気が
します。まぁ 電流計が触れたり LED が光ったりするような露出計
ですから、十分流れているような気がしますけれど、・・

> 普通のかたちのダイオードは、秋葉原の千石や秋月にいけば、数十円で手に
> 入りますが、入れるスペースがあまりないと工作は面倒ですね。

でしょうね。
自作だと、電池室ではなく、カメラを分解して内部の回路に
入れてしまうのがいいでしょうね。