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[nikomat:13492] Re: [-yota][tao-su]Re: [Lupe] Hassel & Kowa6
さとう@丹後屋です。
しのじまさん:
> > 「説明・説得は出来ないに決まっているけれど、買っちゃえよ」と
> > 言いたいんだ。
> これが「倒す」の定義?>丹後屋さん
「倒す」の定義は、以前よしださんが長文堂さんにF4を買わせてしまった
ときの釈明文(ホントに釈明か?「倒し」に成功した雄叫びと読んだ人も
多かったに違いない)の中にさりげなく書かれております。
それによれば、「そつ啄」の心が「倒し」の本意であるように読めます。
(“そつ”には残念ながら漢字コードが振られていない。「口卒」です)
卵の中のひなの鳴声に応えて、親鳥が殻をつつくように、あるいは、修行の雲水が
熟成の直前にあるのを知った師匠が悟りの契機を与えるように、
本来「倒」される側にあるカメラ道精進の心(それは、日々のパトロール行動や、
MLに書く何気ない話題に無意識のうちに現われるとyd師は仰ってます)の
どうしようもなく高まった一瞬を捉えて、財布の紐が無であることを悟らせる
行為が「倒し」であります。
すなわち、「倒れる」とは重心に集中する位置エネルギーの開放のこと
でありますから、揺れる重心(欲しいという気持ち)の揺らぎの方向を見据えて
一気に喝を入れ、揺れの振幅をエネルギー開放に足るほどに増幅させる行為が
「倒し」になります。
それが「蛙に鳴くな、蚊って鳴け」「蚊はないなら、綿櫛が」等の契機の言葉
であり「押し戻し」、「引き」等の行為ということになるのであります。