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[nikomat:14407] Kowa-6
まごめ@コルゲンコーワ6はなかなか良い。
コーワ6の歴史に付いてまとめました。
コーワ6 I型
1968年発売。
外観の特徴、Kowa の文字が筆記体で、Kowa/SIX と/が入っている。
前期型は折り畳み式ファインダーの遮光壁が後期型から中折れ式で
便利になる(寺島さんのはこれか?)
視野率90%。
l型時代のレンズは、55,85,150mm の3本のみ。
定価:85mm/2.8付き、65.8k円。55/3.5:38.5k、150/3.5:38.5k。
後期型は、1970年に発売。
しかし、後期型の文字は、ゴチック体で、KOWA SIX と全部大文字になる。
コーワ6 MM型
1972年発売。
I型に、ミラーアップと多重露光の機能がつき、Mirror & Multi-Exposure
でMM。
外観は、KOWA SIX MM とあり、区別容易。
このためにボディ右サイドの下側につまみが付き、回してシャッターをきると
ミラーのみ上昇、再度シャッターでレンズシャッターが切れる。
さらにボディ右サイドの上側にもつまみが付き、回して多重露光が可能。
1973年には巻き上げノブが大型化する、マイナーチェンジ有り。
価格は、Body 85.8k, 85/2.8付き94.5k,Black Body 85/2.8付き98.5k。
交換レンズ:19/4.5:344k, 35/4.5:122k, 40/4:92k, 55/3.5:54.5k,
110/5.6:58, 150/3.5:50, 200/4.5:57k, 250/5.6:60, 500/8:178k。
#レンズ系列が、ブロニカとハッセルを意識したようですね!
コーワ6 II型
1973年発売。
外観:写真が無くて不明。(どなたか教えてくだされ)
MMの機能にフィルムバック交換式になり、ボディも少し大きくなった。
(1750g が1950g になって、パワーウエイトレシオが低下)
この機種がもっとも機能的にはヲタクであった。
視野率95%に向上、内面反射処理、周辺減光対策(ミラー切れか)も
向上、さらにファインダースクリーンも新調。
しかし、巻き上げが、480度になった(?!)。
価格は、85/2.8付き121.5k,Black Body 85/2.8付き125.5k。
コーワ・スーパー66
1974年発売、コーワ史上最終かめらとなった。
外観:KOWA SUPER 66 となり、間違えない。
II型の廉価版的仕様で、ミラーアップ無し、フィルムバック交換の安全対策を
緩くした。(コストダウン)
セミ版バックやポラパック、ベローズも追加でシステムアップを計るが最終となる。
視野率95%。
巻き上げの角度不明。
価格は、85/2.8付き121.5k,Black Body 85/2.8付き125.5k、かわらず。
2月の末にある中古カメラショウでは、これで蘊蓄をたれましょう。
お店が、「近頃、コーワにくわしい人が来るのはなぜ?」と思います。
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馬込 伸貴 ∈ (株)ニコン 精機・開発推進室(ZIP=140-8601)
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