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[nikomat:17808] Re: [-yota]GA645Zi
ひうら@きょうだいです。
> 昨日、恒例の御近所カメラ屋に行きましたらGA645Ziがありました。
> ズームですがあんまりズームって感じじゃないですね。
55-90mm/F4.5-6.9 ですね。1.6倍と言っていますね。
35mm 換算 34-56mm だそうで。
(フジの日本の HP にはまだ出てませんが、海外には。
http://www.fujifilm.com/home/sbu/profoto/pp_gazi.htm)
> カタログの写真ではちょと広角での周辺光量が足りないようですが?。
> 35mmでのズーム感覚に慣れてるせいでしょうかズーム比が少ない感じ。
暗いF値、ズーム比、構成枚数、フランジバックの制限がないこと、
などから言って、描写性能的には結構こだわって作っているのでは
ないか・・と思いますが、
要はこの明るさが許せるかどうかでしょうか?
個人的には、ちょっときついかな、と思います。
手持ちで使うことを考えると、90mm なら 1/60秒以上で切りたい
ですけど、ISO100 フィルムだと、日向か、明る目の曇りの日しか
使えません。結局、手振れ写真製造装置になりそうです。
ストロボも GN12 程度だと、2m ほどしか届きませんし。
三脚使えばいいんですけれども、それだといっそのこと mamiya7
とかにした方が・・・
ズーム比にしても、これぐらいの倍率だと、ノートリミング前提で
ないと意味を持たないでしょう。仮に 35mm 程度の画質が確保出来る
程度にトリミングを許すとすると、その時点で、1.6倍程度のズームを
含んでいることになりますから。それなら、もう少し明るい 55mm の
レンズと低感度フィルムの方がいいかも知れない。
そもそも、近距離の物体なら、自分の移動でなんとかなる範囲かも
しれません。ワイド側もそれほど広くないので、これ買うなら GA645
の 60mm/F4 のほうが、いいかな?と、僕なら考えます。
でも究極は、AF を使うかどうか、かも?
中判カメラは、35mm と違っていろんな形式のカメラがありますからね。
少し慣れれば、距離計連動機(mamiya6, mamiya7等)でもほとんど
変わらない感覚で撮れるのではないでしょうか。AF と違って、ピント
合わせた場所に確信が持てますし、タイムラグもありません。
mamiya6 なら、あまり大きさも変わりませんし、縦位置、横位置も
気にしなくていいですから。mamiya7 なら、画面が大きい分ズームが
不要と考えることもできますし。
・・・というわけで、この辺りに興味を持たれたのなら、一度
mamiya6, mamiya7 にも触れておかれることを勧めます。
レンズ交換も、出来ますし。
#makina は勧めないのか? --> 自分
> ファインダーも視度補正があって見やすいしストロボ内蔵、欲しくなってしまった。
> 中判カメラの6x4.5ってのは縦位置なんですね。
この機種は、フィルムを横に巻きますからね。GA645, GS645系は
みなそうです。
縦に巻くタイプのカメラは、普通に構えて横位置です。
mamiya645 とか、bronica ETR 等の一眼レフタイプはこちらが多いです。
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最近、思っていること:「最適焦点距離論」
写真を撮るのに気持ちのいい焦点距離は、実は最初から
決まっている。それは、80mm である。(注:僕の場合)
画角は、フィルム面積で決める。
35mm カメラは、機動性を生かしてポートレート撮影。
645, 67 カメラ等では、標準レンズとして、スナップに。
(35mm 換算 40-60mm 付近)
壮大な風景は、大判ででっかく撮りましょう。
(35mm 換算 22mm 付近)
・・・結局、フィルム面積当たりの画角とか、被写体の密度、
F値で決まる回折限界とボケ量の関係には、おいしい線が
あるのかもしれない。
利便性とフィルムコスト、レンズの開放F値を無視すれば、
すべての撮影はシノゴカメラでよいことになります。
#シノゴカメラ + Nikkor-SW 導入宣言?(そんな金ない)
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ま冗談は置いといて、フォーマットが大きいというのは、楽しい
ですよ。例えば、67 の 80mm は 35mm フィルムで 40mm 相当
の準広角ですが、上がってきたスライドをちょきちょき切って、
35mm のスライドマウントをすれば、80mm の望遠レンズで撮影した
写真と同じです。でも、まわりがたくさん写り込んでいるわけです。
上がってきたスライドの左右を覆って 645 のサイズで鑑賞すれば、
最初から 645, 80mm のカメラで撮ってきた・・といえなくもない。
でも、そういう風に余分な、単なる空間が入ってる写真を撮っても、
そこをいちいち切りとろうとはあまり思えないんですよね。
その場の空間的余裕というか、広がりを感じさせるので。
要は中判を使うときには、35mm カメラみたいに「完璧な、きつきつ
のフレーミング」をしなくてもいいと思うんです。無意味な、ぼけた
遠景とか、単なる壁がただ写ってる領域がかなりの面積を占めて
いても、実はそれらは無駄ではなく、雰囲気を演出することになる
ことも多いです。プリントするときは、一定のサイズになっちゃう
ので、トリミング考えた方がいいときも多いですけど。
画質的に 35mm は、きっちり無駄なく撮りたくなりますけど、
中判だと画質に余裕があるので。人物の全身像とかは、明らかに
撮りやすいですね。35mm での全身像は本質的にきつい気がします。
白黒だと可能かも知れないですけど、カラーだと、画質的に
欲求不満が残るというか、・・
では