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[nikomat:20066] Re: shutter tester



まごめっす。

丹後屋さん:
松下さん:

 > > MITSUNAGA Noriaki writes:
 > >  |> さらに、レンズシャッターにも対応可能とするには、どんな工夫が
 > >  |> 必要なんでしょう?
 > >  |> 開き始めから閉じ終りまでの積分。

レンズシャッターもフォーカルプレーンも、一番先に書かれたように、
積分するのが正道です。

ある点で時々刻々光強度が変化していくからです。
特にレンズシャッターですと、開き始めから閉じるまでに形も光量もかわりますよね。
でも、フィルム上の露光量(この場合、エネルギ)はあくまで、積算です。

しかし、そんな所まで考えなくていいくらいに、シャッター幕も羽も速く動きます。
要するに、グラフを考えて、横軸時間、縦軸照度(単位面積・単位時間当たりの
エネルギです)とすると、シャッターのメカ速度が速ければ、四角形に、遅ければ
台形になりますよね。(下図)
もちろん、厳密には台形ではありません。

  照度
   ┃
   ┃┌─────────────────┐
   ┃│      /                  \      │
   ┃│    /                      \    │
   ┃│  /                          \  │
   ┃│/                              \│
   ┗┷━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━  時間
     t1					t2
で、t2-t1 をカウンターで計りますが、問題はうんと高速シャッター(t2-t1が
短い)になると、当然、台形部分が気になります。

で^2カメラのフィルムはこんな所まで、左右されません(余裕度と言うか
許容度がある・ラチチュードといふ)から、大丈夫。

ところが、半導体露光装置ではこの三角形部も考慮に入れて、エネルギーが
一定になるようにシャッター制御をしております。

まあ、実用上の点から見れば、光永さんの方法で問題無しです。
長々と失礼しました。


さらに、yd師によれば、レンズシャッターの羽根の速度はシャッター速度により
可変だそうです。
Contax I,IIも幕速可変ですね。

この辺は詳しく、yd師より書いてもらいましょう。

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馬込 伸貴  ∈ (株)ニコン・半導体露光装置・開発推進室
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