[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[nikomat:22088] Re: Re: ボケてく$l$k finder screen



ひうら@きょうだいです。

乾さん:
> 僕もカメラの手ぶれ防止はキャノンが最初だと思っていました.

ビデオカメラは松下、スチルカメラはニコン、双眼鏡はツアイス?
スチルの SLR ではキヤノンかな。

大昔(といっても10年前ぐらい?)松下のフルサイズVHSの
ビデオカメラ(当然肩載せ型)に、手振れ補正付きのがありました。
その後ブレンビーまで時代が飛びますが。

これはカメラヘッドがハウジングみたいなのに入っていて、機械的に
カメラが首を振るようになってました。ブレ検出はジャイロ式。
2、3のモードが切り替えられて、

○カメラを振ると、じわっとついてくる。つまり、高周波の揺れを
  補正するタイプ
○カメラを振るとそのままカメラヘッドだけが残っているタイプ。
  これは、遊んでて楽しかった。だけど、カメラを大きく振ると
  ヘッドが端まで振れてしまう。

があったと思います。後者は、実はあまり実用性はないような
気もしますが、こういうところで技術の高さをデモンストレーション
するためのような機能をつけるあたり松下的でした。

現在では、ビデオカメラのブレの補正にはバリアングルプリズム/
画像切出式の両者がありますね。ソニーには、どちらもある。
ブレ検出は、もうジャイロ使ってるのはないかな?

#以前阪大の特別講演に、松下の方が来られて、ブレ検出の
#アルゴリズムの講義を聞いたことがある。

キヤノンの SLR 用は小さいレンズを平行移動させる方式で、
ブレの検出はジャイロ式ですね。でも、これだと被写体の動きに
起因するブレは押さえられない。

> でも実際には,ニコンが「世界初カメラ手ぶれ防止」みたいな宣伝とともに,
> 手ぶれ防止機能を備えたコンパクトカメラを発表しています.
> 
> #この辺は記憶で書いているのでちょっとあいまい.アサカメに宣伝と一緒に
> #試用記事が出ていた記憶がありますが,何月号か覚えていません.また機種
> #名も忘れました.
> 
> その後この機種がどうなったかは,よく分かりません.ニコンのホームページ
> にはそれらしい機種は見当たりません.

Zoom VR 700 でしたっけ。実際、発売されていました。
ただ、もうディスコンですが。

これから出ないとも限りませんけど、あの手を SLR に出すのか
どうかって、ポリシーの問題という気もします。つまり、キヤノンの
カメラは、ニコンがコンパクトカメラに関して想定しているような
ユーザを対象に作っているような気がするからです。
視線入力や、ミノルタの液晶スーパーインポーズ表示も近い感覚
(個人的には)。

少なくとも自分でサーキットで撮影した結果とかを見てると、あまり
必要ない気がします。というのは、例えばコーナーで撮影してると
けっこう車の「一部」でブレが止まっている写真は多い。
なぜなら車自体が平行移動でなく回転運動してるので。
で、重要なのは、見せたいところ(ハコの車ではフロントが
止まってるといいように思う。フォーミュラではメットですね)
でちゃんと止まっているか、であって、こういうふうな条件を
達成するにはああいう機能ってまったく役立たずに違いないからです。

単純な平行移動している車を流して撮るのはそれなりに簡単ですが
こういうところでうまい写真を撮るには、かなりの熟練か、
もしくは僕のよう場合、数多く撮るしかないように思います。

まあキヤノンの「モード2」で撮れば、縦ぶれという問題外
のことが起こりにくくなるのがよいと思いますが・・

で、こういうところは、走ってる子供とかでも同様ではないか
という気がします。剛体ではないので。で、結局のところ、

○高感度フィルムを使う。
○明るいレンズを使う。
○数多く撮って選択する。
○三脚を立てる。

のどれかの方法で解決してしまう場合が多いからかも知れません。
やはり、常に2段程度救済されるというのは大きいと思いますが・・