[nikomat:23983] [yota][HORROR]shinojima effect

[SATO Yoshiyuki <sato@cyg.fuji-ric.co.jp>]

丹後屋す

昨晩、mgm師匠、紫之縞亭、丹後屋の3人でafter five の茶話会を
有楽町の喫茶店で開いてました。

お宝は、しのじまさんがまだ見ていなかったまごめさんのPaxIVと
私の「フードから入るカメラ入門（第２弾）」の2点だけでした。
後者はただのφ49ネジコミフードです。コロンブスの卵みたいな
ところはありますが、、、。

まごめさんの鞄から出てきたPaxは、掟破りのフィルム装填モノ。
聞けば、諏訪で写していたときのままだということで、
Paxの写りが見られるかもしれないと思っていた私はちょっと残念
だったのですが、ここで使い切りましょうと、しのじまさんが
絞り3.5開放、1/10(ISO100のフィルムです。)で撮り始めました。

レンズは私に向けられていたので、最初の駒のシャッターの動きが
良く見えました。2枚羽根シャッタが割とゆっくりと開き、ゆっくりと
閉じました。
3駒撮った所で、妙なことが起こりました。
巻き上げレバーが動かなくなったのです。
「れ？フィルム終り？」
「そんなことないと思うけど。変だね。ま、巻き戻してみましょう」
と巻き戻したのですが、レバーは、一杯に押し切った位置から動こうと
しません。
「ギヤ噛んだのかなぁ」「そんな感じだね。」
自然故障というには、余りに唐突に動かなくなったので、
誰の頭にも<shinojima effect>が思い浮かんだようです。
3駒目のレリーズの時まで、何も起こっていなかったのですから。
「そういや、予感あったんだよなー。今朝出がけに持って来た傘が
  力一杯入れても全然開けなくて、駅に捨ててきたんだ」
大の男が力一杯入れて開かない傘というのも普通じゃない。
「ごめんね、まごめさん」
「いや、いや、開ける楽しみが増えたというか」
そのあとのまごめさん元気なかったです、
銀座ラーメン珍珍閣で、
「よし、フカヒレラーメンだ」と気合いをいれてましたけど。

帰りの電車の中。
「まごめさんショックだったろうなー。
  あの3駒が、まごめPaxが写した最後の3駒だったりして」
「こんどオフミに出るときは、傘が開くの確認してから出たほうがいいかもね」
「センサー？」
「そう。センサー」

なんのオチもない、話です。