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[nikomat:25397] F100 & AF-S80-200




 ども、印刷屋です。

 今、鈴鹿から帰って参りました。
 鈴鹿と言えばフォーミュラ・ニッポンの最終戦があったわけで影山正美の
優勝。年間チャンビォンを決めている本山哲のリタイヤという結果と終わった
わけですが、そんなことはどうでもよいのでありまして、重要なのはプレス
センターに設置されたニコンデポにF100とAF-S 80-200 があったということで
あります。当然いぢり倒して参りました。


その壱 F100
 サービスデポに1台。最終調整が完了していない機体のためデポにていぢる
のみ。MB-15はなく、ボデイのみでした。

 *持った感触はF5を軽くした感じ。ホールド感が良くF5の大きさ・重さ
  に脅威を感じている多くの人の支持を得そうです。但しF5のサブとして
  使用するのならばMB−15を使用しないとしっくりこない気がします。
 *露出補正は±5段ですが、カスタムセッティングにより1/3 1/2 1 と変更
  できます。結構便利そう。
 *背面のフォーカスエリアセレクタにはスイッチノブが設定され、機械的に
  動作をオフできます。ソフトスイッチのF5と異なります。こっちの方が
  確実、便利そうです。
 *ファインダー内表示は視野下部に纏められF5と比べて窮屈に感じられ
  ます。的確に情報を確保できるかが不安です。
 *ファインダーのフォーカスエリアはレリーズにより赤く瞬間点灯します。
  視認性はF5より上。但し使用者による好みがありそうです。
 *各スイッチの操作性は良好と思いました。特に背面の AE-L・AF-ONスイッ
  チは形状的に差別化され右手親指で確実に判断できます。
 *AF性能はF5同等くらいかな?噂の動体追尾性能はテストできません
  でした。
 *F5ユーザーが無理なく操作できると感じました。
 *F5で出てきた問題点を徹底的にツブした印象を持ちました。
 *さぁ、亀裸屋に予約に走りましょう。

その弐 AF-S 80-200
 これは実際にフィールドでテストしました。
 
 *重量バランスは現行品とはやや違います。現行の方がやや前方にヘビー
  でしょうか?
 *AF動作に癖を感じました。 AF-S 300/2.8 が「スカッ」と敏捷に合照
  するのに対して AF-S 80-200 は「ジワッ」と合照する感じです。
 *時々「スコスコッ」と微妙にフォーカスが迷うことがあります。特に
  動体をダイナミックAFで追尾するときと、ズーミングしながら追うとき
  に感じます。しかしこれはまだ熟成し切れていないのかもしれません。
 *マニュアルフォーカスでの感触も良好です。AF-Mの便利さも痛感します。
 *重要なのはTC-14E等が使用できることです。特にオフ撮影で600等の
  長玉を使用する際には300/2.8を持たずに済み、大幅な減量化が可能と
  なりそうです。
 *専用の花形フードは仕上がりも良。これでやっとキヤノンユーザーに
  バカにされずにすみます。
 *さあ、亀裸屋に予約に走りましょう。


 より詳細なインプレッションは小城師匠からあるでしょう。とにかく
良い商品を連発するニコン開発陣に敬意を表します。しかし、

 「今までの亀裸・レンズは何だったの〜!!」

  というユーザーの声が聞こえるようです。これに対してニコンは

 「今までのは無かったことにしてください〜」

  と答えるのでしょうか?





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 島村 隆一 (RYUIchi Shimamura)  7L1TTH
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