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[nikomat:26129] Nikkor S.C. 50/1.4



丹後屋す

先日のオフミで、掟破りのフィルム装填カメラNikon S2から
いつ入れたのか覚えていないフィルムを取りだしていたのですが
ラボに出したら、付いていた50/1.4のテスト撮影をしたプリントが
現れました。2つのシーンを1.4から11まで一絞りごとに動かして
撮ったもです。
一つは、水平面を1.5メートル程の高さから俯角30度程度で写したもの。
もう一つは、最短距離(1メートル)で庭の木の実を写したもの。
前者の周辺部を見ると、1.4から4までは、前ボケは強烈な渦、後ボケは開放では
渦気味だが、2.8程度から穏やかなボケに変化。
中心部は、開放ではボヤボヤですが、2から既にしっかりした像を結んでいる
ようです。周辺部のボケの渦が直線上の被写体に及ぼす効果は
木の実の写真でハッキリでました。枝のうち、放射方向のものは
ことごとく大きな2線ボケ、接線方向の枝は、比較的穏やかなボケ。

で、このレンズ、スナップに使うなら、4以上、背景、前景を単純に
まとめたポートレートなら、2から使えそう、ということが分かりました。
このレンズに比べたら、Fの最初の50/1.4など、デロデロとは言われながら
なかなか立派な描写だと見直しました。