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[nikomat 460] Re: Anser of Hirokazu_Tanaka
ひうら@きょうだいです。
> シャッターの光漏れは安原一式に限ったことではなく 立てば尻(縦走り)シャッ
> タ−には共通の弱点で特にシャッターチャージした状態は要注意とのことです。
> [立てば尻なら座れば×××?。 立てば@田中なんて名前いいかも・・]
> RFはSLRのようなミラーが無いので遮光性はさらに低いとのことです。
> 現在生産されているSLRの殆どが金属縦走りシャッターと思いますんで、別に欠
> 点ではないのでは?
歴史的に見れば・・
・FE2/NewFM2 ・・羽根の重なりを小さくして、羽根の重量を軽減し高速化。
そのため、遮光が不完全になるので、ミラーの下に
遮光板が付いた。
シャッターはコパルのものをベースに開発。
・EM/FG/FG20 ・・小型化を追求したセイコーのシャッターを使用。SLR の
小型化のためには、シャッターと、アイピースの間の
距離を詰める必要がある。そこで、この間に格納される
後幕(このシャッターは上から下へ走行)の羽根の
重なりを小さくしている。そのため、レリーズ後の
遮光が不安となる。そこで、レリーズ後即座に先幕が
初期位置へ戻ることにより遮光している。
巻き上げ後は先幕だけの遮光になるが、これは重なりが
十分にあるので安全。(一般にシャッターの羽根は、
高速で動くサキッチョの方を軽くしたいだろうから、
ミラーの隙間が下方に来るということで、
上から下へ走行するタイプでは巻き上げ後が、
下から上へ走行するタイプでは巻き上げ前が
遮光を完全にしやすい・・と思ったりもする。)
・Nikonos V ・・EM/FG と同じシャッターを使っているので大丈夫
なんでしょう。巻き上げの前後に関わらず、先幕が
展開されていることを利用して、先幕をグレーに
着色して露出計に用いている。もしかしたら、着色
だけでなく、同時に羽根を改良してるかも知れませんが。
・F4 ・・ミラーアップ機構があるので遮光対策が重要。
そこで二重遮光を採用。このカメラはレリーズ後
自動的に巻上げるので、このとき先幕だけを実際に
戻し、後幕は戻さない(バネだけチャージ)。
レリーズの直前に後幕を復帰させる。
・・という方式だと思います。
というふうに、実は結構、縦走りフォーカルの遮光対策は
苦労の歴史があるようです。ミラーアップ機構がそれほど
たくさんの機種に搭載されないのも、こういう問題があるからかも。
どちらにしても、ミラーがあるとかなり救済されるのは
事実でしょうね。
# Fuji TX-1 は遮光板を持ってたんでしたっけ?
では