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[nikomat 1628] TLR
よしだ っす。
昨年の9月頃に キリンアートスペース原宿で開催された(以降、
全国行脚らしく、その後 川崎市民ミュージアム にも来た)された
エルスケンの写真展「セーヌ左岸の恋」を見て、、、
「ああ、TLR(っつうか WLファインダー)だからこそ この位置
から こういう写真が取れるのだな」
と、低い視線からのスナップ写真に 惹かれてしまいました。
# 最初の写真は、ショーウィンドウ(?)の鏡に向かって「カメラを
# 構えているエルスケンが 自分自身を撮った」写真なんですが、手に
# しているTLR(手持ちです。カメラは、ローライ か イコフレッ
# クスに 見える)なんです。
写真展では、その半分以上が 6x6のままプリントされています。つま
り、ちゃんと6x6の構図で撮った っつうことです。
ああいうのを見ちゃうと、「構図のセオリー」は あくまで「無難」な
だけなんだなぁ と 再認識させられます。
しかも TLRであることを 十二分に活用している。
とっても自由で とっても 自然に見えます。連続する時間での、コマ
送り的な写真で、状況に合わせて 細かく構図を変えていたり、主要
被写体が 思い切り隅っこ(つまり、ピンは 此処)にあったり、アップ
の女性の目も、奥の目の方にピンが あったり、でも それが撮影意図
だということが 良く分かるし、しかも そういう写真も第一印象から
して、まったく違和感が無いどころか、何か、時間軸と空間軸の両方
に 創造性を掻き立てられるんです。
# ydは、まず 鑑賞者の立場で じっくり写真を見て、次に 自分なら
# どう撮るかを はっきり 頭を切り替えて鑑賞するようにしてます。
# 両面から 同時に見ると 考え と 感覚 が 混乱しちゃうので (^^;;
最近 家で 置物になっている Ikoflex を 使い出そうか...と そのとき
は 思ったのですが、まだ 行動に出てません。そろそろ行動に移そうか
と思ってます。
# 丹後屋どん も TLRを入手したようですが、レンズは Planar っすか?
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