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[nikomat 2467] Robert Mapplethorps
ひうら@きょうだいです。
以下のようなニュースが asahi.com で出てました。
写真集でさえも、国内で見ることはできないのか?
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写真集持ち込み訴訟で最高裁が上告棄却の判決
人間の性や肉体などをテーマとする作品を発表し続けた米国の写真家、
故ロバート・メイプルソープの写真集の国内持ち込みをめぐり、「わいせ
つ物にあたる」という理由で輸入禁止処分を受けた東京都内のコンピュー
ターソフト会社社長が、東京税関長と国を相手取り、「処分は違法だ」と
して、その取り消しと損害賠償を求めていた訴訟の上告審判決が23日、
最高裁第3小法廷(尾崎行信裁判長)であった。第3小法廷は、写真集の
わいせつ性を認めた一、二審の判断を支持し、会社社長の上告を棄却する
判決を言い渡した。
第3小法廷の結論は裁判官5人のうち3人の多数意見によるもの。尾崎
裁判長と元原利文裁判官の2人は反対意見を表明し、「ヘアヌードと呼ば
れる映像が写真集や週刊誌に掲載されるようになり、社会一般のわいせつ
概念が大きく変化する中で、わいせつの定義も変化してきた」と指摘。こ
の写真集について、「わいせつ図画と判定するのは容易でなく、税関長に
は、見解が分かれる可能性のある図画の事前審査の権限はなく、輸入禁止
処分は違法だ」と述べた。
この写真集は米国の美術館で行われたメイプルソープ回顧展のカタログ
で、男性器や女性の陰毛が写った写真が掲載されている。写真集の中身に
ついて、一、二審判決は「性器それ自体や性行為を露骨に描写しており、
普通人の正常な性的しゅう恥心を害する」などと判断し、わいせつ性を認
めた。多数意見もこうした見解を支持した。
この点について反対意見は、「見る人によってはこの写真集をグロテス
クに感じる人もいるかもしれないが、それは個人の美意識の問題だ」と言
及。「作者の芸術意図やこれまでの評価、出版の意図などを考えると、わ
いせつ図画と認めることは容易でなく、税関検査で審査できるケースには
あたらない」と判断した。
税関検査の制度をめぐっては、憲法が禁じた検閲にあたるのかどうかが
問題とされていたが、最高裁大法廷は1984年12月に「検閲にはあた
らず合憲」との判断を示している。
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