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[nikomat 2640] Re: RE: ネガフィルムの露光とスキャン



ひうら@きょうだいです。

フィルムスキャナは持ってないので、的を射ているか分かりませんが、

松下さん:
> >うぅ、風邪で気持ち悪い...

お大事に。

> >LS-2000でのポジスキャンが落ち着いてきたのでネガスキャンに進んでいる
> >のですが、ほとんどがスキャンの露出オーバーです。RGBのヒストグラムが
> >大抵溢れてるんです。(ポジだとだいたい感じいいように収まってます)
> >
> >|    **     *|
> >|  *****    *|
> >| *******  **|
> >|************|
> >+------------+

スキャナのダイナミックレンジ内(量子化後のビット内)に、ネガの
濃度が収まっていないわけですね。
ご存じの通り、ネガはオーバー側に強く、濃度はどんどん濃くなって
いくので、ネガに含まれている情報を完全に取り出すのは
難しいかも知れませんね。

もしスキャナ側で、ゲインが調整できるのであれば、(しかし、
ゲイン調整すると、オーバー側か、アンダー側か どちらかで
どうしても不満になってしまうような場合は)、幾つかの
セッティングで取り込んでおいて、後から合成することで
ダイナミックレンジを広げることは可能です。

# こういう方法で、外部からシャッター速度を制御可能な
# 普通のビデオカメラを使って、16bit とかの多階調画像を
# 撮影するようなことは、画像計測ではよく行われます。

その結果得られた階調を、8bit 内に収めようとすると、結局
明度圧縮のようなことをしないとならなくなるかも知れませんが・・

# しかし、市販のソフトでこういう処理をお手軽にやってくれる
# のは、あまりないかも知れませんね。プログラムを書けば
# 比較的簡単に出来るのですが。
## しかし、ネガキャリアが移動するタイプのスキャナだと
## ネガ位置の再現性が甘いので、位置ずれするかも。

> つ〜か、民生用のスキャナーは光量が足らないのか、
> ポジで暗く、ネガで明るく取れます。

で、どうしてもランプを明るく出来ず、明部が潰れてしまって
いれば、あとからどう言う処理をしようと原理的に救済(元の
情報を取り出す)は不可能ですね。

では。