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[nikomat 3022] [-yota][SL & Renketuki] Wadamisaki Line




宮崎です。


よしださん:

>> 最近は、乗ったことがないので知らないのですが、
>> 客車形式の寝台列車なんかだと体験できますね。
>
> ああ、あのショックを 言っていたのですか。
> 昔 和田岬線で 通勤していたとき、毎朝 味わってました。

茶色い客車ですね。
これは「隙間」が原因のほうです、はい。


> # 最近は フツーのディゼル車に
> 変わっちゃったんですよね。

確かにディーゼル車に変わっちゃたんですが、「フツー」じゃないんですよ。


まず昔の客車から...

以前使われていた旧型の「飛び乗り・飛び降り出来た茶色の客車」ですが、
あれは和田岬線用に特別改造したあそこでしか見られないシロモノでした。


国鉄/JR 和田岬線は

・距離短い
・通勤客ばっか
・列車が発着するホームは同じ側
・結構人が乗るが、ホームの長さ制限があるので列車は長くできない

つうので、

・乗降ドアは使う側に多く空けちゃえ(左右非対称)!
・通勤客ばっかで、距離も短いから座席殆ど取っちゃえ!

と言うことで、本来のクロスシート(対面4人掛け)のシートは全て取っぱ
らわれ、一部に短いロングシート(矛盾してますが、通勤電車に多い窓に平
行なシートのこと)を取り付けてありました。
山手線の6ドア電車の元祖みたいな物です。

山手線に6ドア電車が登場した時、一部のファンは「和田岬電車」と呼んで
おりました。

改造のベースとなった茶色い客車は、戦後生まれだったのですが、終戦後の
客車不足期に大正生まれの古い木造客車の台枠と台車を流用して造られた物
でして、乗り心地は「大正時代」が味わえた筈です。

地域や路線によって、使用する車両に多少の改造をすることはよくあります
が、外見的にも内部構造的にもあそこまで特定路線専用に改造した国鉄車両
はあまりありませんでした。



で、ディーセルカーですが、

上記と同じ、

・距離短い
・通勤客ばっか
・列車が発着するホームは同じ側
・結構人が乗るがホームの長さの制限があるのでレ車は長くできない

理由で、

・平坦地しか走らないし、高速出す必要もないっから、エンジン取っちゃえー

ていうことで、エンジン半分むしり取られてます。
ドアも片側ばっか使用と言うことで、改造されている筈ですが、ディーゼルに
なってからは行っていないので細かくは分かりません。

勿論、現在は和田岬線でしか使えません。
なかなかこういう事(エンジン半分取っ払う)はしないんですけどね。



             (株)リコー  秦野事業所 宮崎 昭彦
               E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp