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[nikomat 3191] F2 finder DP-1




小谷@JAISTです。

  壊れたF2フォトミックのファインダ(DP-1)を分解して楽しみました。

  いやあ、やっぱりNikonはすごいですね(今ごろ気がついたか:)。

  メータにつながっている測光部のメカニズムは、ファインダブロックの
中に2重リング状の回転するメカがあり、その内側がシャッタダイヤルと糸
でつながって回転する上、ASA設定とはギアでつながっていて回転しており、
ここにしゅうどう抵抗(漢字が出ない)がはりついています。そして、外
側のリングがレンズの絞り値とギアでつながって回転し、ここにブラシが
ついていて可変抵抗器を構成してメータへの電流を制御しています。

  この部分の動きに感心して30分ほどいじっていました。

  測光部の受光素子の部分はプリズム内を通過している光線の一部を取り
出して2個のCDSで受けています(2個使っているのはなぜかしらん?)。

  これだけ複雑なメカニズムだと、さぞかし製造コストは高かっただろう
なと、また感心していました。

  メータそのものは生きていたので、しゅうどう部を磨いたり、ブラシを
調整してみましたが、復活しませんでした。知人から手間をかけるだけ
無駄だと言われていたのですが、そう言われるとなおさら触ってみたくな
るのは性でしょうね。


小谷一孔
JAIST