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[nikomat 4292] Re: Lens no kihou?
まごめっす。
久しぶりに登場です。
この話題は、やーりんが絞りの回折像の疑問を投げかけたのと
同じ内容です。
(奇数枚と偶数枚の絞りの枚数のなはしです)
> > 天体望遠鏡の世界では,反射望遠鏡のばあい,やはり副鏡の影によって
> > 像が悪化するそうです.「理屈のうえでは像は悪化しないはずでも,やはり
> > 像は悪化する」どうしてなんだろう.不思議です.
>
> 理屈の上で悪化しますよ。
> 波面が乱れますからね。
ひうらさんが詳しく書いていますが、
・円の開口でできる点像は同心円状の強度分布です。
・リング開口(500mm/F8のような)でも同心円ですが、中心のピークに
比べて回りのリングの強度が強く、ピント像も見た目に汚く成ります。
(これは低周波が少なく、高周波が多いせいで、いわば、高周波強調
されています)
・さらに副鏡があると、その足の回折も影響して、同心円ではなくなり、
足の形によって、点像が広がります。例えば、その広がった方向に
もうひとつの小さな星があると、場合によっては隠れて見えなくなります。
(せいぶん堂しんこう社の望遠鏡の本にその像が載っていました。
私が、高校時代の本なので、今は売っているかわかりません)
のように、ピントが合った像でも、劣化があります。
ピントが合っていないと、開口の影絵に近い点像になりますから、500mm/F8では
リングボケに成るわけです。
> > それから例の「すばる」望遠鏡.シングルミラーでは世界一の口径だそうで
> > すが,多数の鏡を集積したミラーでは,同じ程度の望遠鏡はあちこちにある
> > らしい.集積ミラーとシングルミラーでは,理屈のうえでは映像に差がない
> > はずなのですが,実際には差があるらしい.どうしてなんだろう.不思議で
> > す.
>
> 違うものなら、違いはありますよ。理論的にも、現実的にも。
多開口の望遠鏡の点像は、やはり、その影響が出ます。 この場合、ならんでいる
方向が非常に大事(影響)です。
でも、最小分解能は、外接的な最大径で決まりますから、シングルでも、多開口でも
最も広い所が同じであれば、その方向での分解能は等しくなります。
・シングルなら直径
・マルチなら、端から端まで
ですから、一方向だけなら、鏡を2枚(レンズ2個でもよい)をうんと離して像を
作り(まるで、レンジファインダーのように)2重星や恒星の大きさを測ることも
やられました。
たとえば、直径1mのミラーの中心距離を5m離せば、外接距離は6mでパロマの
ヘール望遠鏡と同じ分解能が離した方向に得られます。
でも、その直交方向は1mの分解能です。
よって、映像にも違いがでるでしょう。
> 比べるっていうこと自体も難しいですね。なにを基準に揃えるか。
> どういう像の評価を比べるか。
>
> > > 電気信号で、様々なsin 波を絶妙にブレンドすると方形波になるけど、
> > > フィルタをかけると突然バラバラになるような...
> >
> > ここに発想が飛躍するまつしたさん.どうして,こんな自由な発想ができ
> > るんだろう.人間の発想って不思議でおもしろいです.
>
> 開口の具合っていうのは、まさに空間フィルタというべきでしょう。
>
> l_#_l(_0 Kazuhiro IGETA, not the number,,,
> _~C. C_~/ Adaptive Communications Labs
> (((==)((@) ATR , Kyoto, JAPAN
>
>
Nobutaka MAGOME
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