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[nikomat 4490] [-yota] Urabuta open! etc.( Re:eclipse )




宮崎@リコーっす。


いげたさん:

> インドネシア日食のときは、「はい、一本終わり、フィルム交換します、
> 、、、あー、なんじゃこらー!!!!、、、、」
> 巻かずに引っ張り出してしまいました;_;
>
> はづかしながら、自分がどんだけ興奮するかわかってなかったころの話っ
> す^^;
>
> その後二度とフィルム交換なんてしません。カメラ交換のみ。

これで思い出したのですけど、F4Sでフィルム巻き戻さないで裏蓋開けた
ことがありました。件の寒冷地で、気温は−25度くらい。
列車が峠を越えていった後で、フィルムの最後まで撮影し終わり、一息つい
た時です。何にも考えずに、そのまま裏蓋を開けてしまいました。

この時開けてしまった原因と、その後のアクションは、「寒さで脳の思考が
鈍っていた」のだと思います。

寒さに関しては、装備をきちんとしてけば身体は大丈夫だし、F4もSにし
て新品のアルカリを詰め、使う時以外はバックに仕舞っておけば動きます。
しかしこの時、頭は冷えきっていて明らかに思考能力は鈍っていました。

巻き戻していないカメラの裏蓋開けは、今でも忘れた頃にやってしまう事が
あるのですが(学習能力無し)、開けたら勿論すぐ気が付いて、大急ぎで裏
蓋を閉めます。

ですがこの時は、「あっ、フィルムが見える」と思いました。
一瞬何が目の前で起きているのか分からなかった。
暫く、生フィルムを見つめていました。
で、ワンテンポ遅れて事の重大さに気付き、裏蓋を締めました。

フィルム最後の方は見事に透明に抜けて、この時のRVPは上がってきました。
サミット手前で、白煙を上げ列車を押し上げる後補機の画像は幻に...


兄じゃ:

> 夏のドイツ行きのときは,ぜひテープを用意しておきます
> ^^;;

おおっ、独逸に行かれるのですね。


> ところで,観測というほどのことはしないと思いますが,確実に
> 皆既するところへはたどり着きたいので,この夏のヨーロッパの
> 皆既日食の情報を集めています.といっても資料が不足していて
> どの都市のどのあたりがいいのか今一つ分かりません.
>
> よい資料をお持ちの方,資料(書籍,ウェブページ)等への
> ポインタをお教えいただけませんでしょうか??
> 今のところミュンヘン界隈へ行く飛行機だけは取ってあります.

関空からならミュンヘン行く便があるのかな。
ミュンヘンだと大分南ですねえ。


黒い太陽教の信者ではないので、日食の件は分かりませんが、黒い鉄の塊
教としては、ドイツまで行くのなら旧東ドイツ地域まで足を伸ばして、
旧東の狭軌蒸機鉄道訪問をお勧めします。

旧東ドイツ領だったために(※1)、ヨーロッパでも奇跡的に残って走っ
てきた(※2)ナロー(※3)の蒸気機関車が走る路線が、今も幾つかあ
ります。

※1 西ドイツにも何カ所かあったが、30年以上前に廃止されている。
※2 残念ながら、近年(1993〜1998)はドイツ鉄道(旧ドイツ国鉄)
   からどんどん切り離されて、大分合理化されちゃいました。
※3 線路幅が1000mmとか750mmとか狭い(向こうの本線は1435mm)。

スイス行っても、オーストリア行っても、ドイツの旧西エリアでも、登山
鉄道や観光鉄道として狭軌の蒸機機関車は結構走っていたりしますが、
これらは基本的に観光鉄道で、シーズンだけ運転とか土日のみ運転とかも
多いようです。

旧東ドイツで今も走っているものは、そこらの歴史がかなり違っていて、
壁の向こうで生活路線として昔からひたすら走ってきた鉄道の末裔です。
現在走っている場所は、旧東ドイツ領内7箇所。

北はバルト海沿岸に1箇所、リューゲン島という大陸と繋がった島に1箇所。
南はドレスデン周辺に2箇所と、その南部のチェコ国境近くに2箇所。

それと、「ブロッケンの妖怪」で有名なブロッケン山に登る支線を持つ山岳
路線が比較的西側に近いところに1箇所。
ここだけ線路幅は1mで距離も長く、車両は一回り大きく稼働機関車も多い。

ブロッケン山て旧東ドイツなんですよ、旧西ドイツ国境のすぐそばです。
永年国境警備の軍隊が常駐していて、頂上付近にソ連のレーダー基地があり、
東ドイツの民間人は近くには一切立入禁止でした。
もっとも地雷が埋めて合って、ドーベルマンも居たそうですが...

「ブロッケンの妖怪」って、長い間見たくても見れないモノだったのです。

第二次大戦前から、山頂へ行く鉄道の線路はありましたが、東西ドイツ分離
後は使われず、40年近く剥がさずにそのままだったそうです。
統一後、開放整備され 1993年頃に観光路線として復活しました。


日程に余裕があって、旧東ドイツ方面にも興味がおありでしたら、ご検討下
さい。詳細資料・情報は色々あります。



             (株)リコー  秦野事業所 宮崎 昭彦
               E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp