[nikomat 5923] Re: Nikkor Lense

[TANABE Hayao <tanabe@strl.nhk.or.jp>]

たなべです。

だいぶん前のオリンパスの技術展でＧＲＩＮレンズが出ていましたね。
85/1.4を軸方向に屈折率の変わるレンズで作って非球面のはたらきを　
させるものでしたが、ＯＭが元気だったら商品化されたのか、それとも
技術的に難しいことでもあったのか、それ以後話を聞かないですね。


At 3:00 PM +0900 99.6.23, Ryota HIURA wrote:
> 日浦@MHIです。
>
> まつしたさん：
> >将来、ガラス玉１個で収差が現代のレンズレベルになる日は来るん
> >でしょうかねぇ。たとえばガラスの中の部分部分で屈折率が自由に
> >設定できるようになるとか。
> >強力な重力を発生させて光を曲げるとか、マイクロブラックホール
> >で光を吸収して遮光するとか(^^;;
>
> 商品名「EndoGRINS」という「グレーテッドインデックス(GI)型レンズ」
> なるものがありまして，片方の端面の像をもう一方の端面に伝達する
> リレーレンズとして使われるものがあります。
>
> Edmund Scientificのカタログによれば...
>
> 「ボアスコープや内視鏡での使用に最適な高品質リレーレンズです。
> 像伝達の用途では通常十数枚構成のリレーレンズ系を用いることが
> ありますが，エンドグリンレンズはそれ一本で機能的に同等以上の
> 性能を得ることが可能なため，コスト的なメリットを生むだけでなく，
> 複数毎構成の光学系に感じられたレンズの位置調整や設置の
> 煩わしさをなくすことができます。GI(グレーテッドインデックス)型の
> 採用により，球面収差，色収差，像面歪などの各収差を補正し，
> 結果としてレンズ24枚で構成された通常のリレーレンズ系とほぼ
> 同等の光学性能をわずか一本で可能にします。なお，このレンズは
> 曲げることはできません。」
>
> 仕様
> 外径公差：±0.01mm
> 開口数(NA)：0.10
> 波面収差：1/8λ
> 透過率：79%@330nm 98%@550nm 97%@700nm
> 倍率：1x
> 解像力(軸上)：200本ペア/mm
> 色収差：0.25%
>
> ということで，太さは一番太いので2.68mmです。(細い....)
> これは，長さ65mmごとに倒立像と正立像が交互に得られ，
> 195mm長のもので29,500円です。
>
> おひとついかが？
>
> -----
> ところで，Edmund Scienftificのカタログはいろんな光学機器・
> 実験機具が載っていて面白いです。
> ＃谷内田研でも目撃した ->あにじゃ
> レンズ，フィルター，ミラー，レーザ，マントアダプター，微動ステージ，
> 「カメラ日曜大工」をしてみようかと思えるようなものがたくさん。
> 定価が入っていて，納期も早いです。
>
> ここに連絡すると，カタログ購読できると思います：
> 〒112-0001 東京都文京区白山5-36-9 白山麻の実ビル
> エドモンド・サイエンティフィック・ジャパン(株)
> マーケティンググループ：
> tel : 03-5800-4768
> fax : 03-5800-4733
> e-mail ; catalog@edmund.co.jp