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[nikomat 8170] [Ai 300/4.5 ED][non-IF] Ai 300/4.5 ED
宮崎＠型録ヲタク的見地からっす。
> おおこしです。
ご無沙汰してます。
>>>> 柴田氏のレンズですね。
>>>> あれは、今のＩＦではない、Ａｉ時代のもので、設計が異なります。
>>>> 私も探しているのですが、全然見つからない幻のレンズです。
>>>
>>> ３〜５年前までは 銀座で ときどき見かけました。
>>> ２００Ｋ円くらいだったか。。。
>>>
>>> ＥＤ２枚でしたっけ？
>>
>> おぉ、そーですか・・・
>>
>> 新品のときも、ひときわ高く、２０万くらいしていたと思います。
>> ＥＤガラスを使っているところが、後のＩＦと、違う場所だったと思います。
>
> このレンズだと思うのですが、昨日銀座で見かけました。清水で５５Ｋ、
> ウツキで４０Ｋ。（片方が最小絞り22、片方が32）
>
> しかし、価格が違いすぎますね。
> AI300F4.5(ED)だったはずなのですが。。AIとAIsの
> ほかにもバージョンがあるんでしょうか？
関連事項としまして、参考程度に。
少し前に気になって、型録資料を調べた結果を他のメールから転載します。
天災> 間違った事を書いているかもしれないので、昨晩確認しました。
天災> 幸い New Nikkor 時代のカタログは、以前オフミ持参時に用意
天災> したので、すぐ出てきました。
天災>
天災> inner focus でない ED Nikkor 300mmf4.5 ですが、
天災>
天災> ・New ED Nikkor 300mm f4.5
天災> ・ Ai ED Nikkor 300mm f4.5
天災>
天災> の２本が存在します。
天災> これは、Nikomat-MLのＨＰを見ても分かります。
天災>
天災> 前述の New Nikkor 時代のカタログに、New の方は写真入りで載っ
天災> ております。同時期に ED でない、New Nikkor 300mm f4.5 も存
天災> 在しておりますが、このレンズ、外見上は ED 版とそっくりなんで
天災> す。レンズ構成も異なり、重さや全長も微妙に異なるのですが、全
天災> 体の大きさはほぼ同じで、作りも大変似通っています。違いは ED
天災> の証の金リングと、刻印されたレンズ名ぐらい。
天災> カタログ写真ではそばに並んでますが、本当によく似た全くの別レ
天災> ンズです。
天災>
天災>
天災>> このレンズ（Non-IF ED300/4.5）は多分 New の時代に登場して
天災>> Ai 化され、IF 出てすぐ消えた物と思います。
天災>
天災> と思っていたのですが、Nikomat-ML のＨＰ見ると構成が異なるんで
天災> すね。ＨＰが正しいとすると、New ED Nikkor300mmf4.5 と
天災> Ai ED Nikkor300mmf4.5は全く別物と言うことになります。
天災>
天災> Ai 以降のレンズカタログを探したのですが、そんなに簡単に出て
天災> くるわけが無くまだ詳細は分かっていません。また私所有のレンズ
天災> カタログに Ai 版の non-IF ED が載っているかどうかも分かりま
天災> せん。
天災>
天災>
天災> お店で Ai らしい ED 300mm f4.5 non-IF を見付けても、写りの素
天災> 晴らしい例のレンズかどうかは分からないと言うことです。Ai 改造
天災> した New と言うことも考えられ、これはこれでレンズ構成が全く違
天災> いますから別物と言うことになります。今のところの識別点は、マウ
天災> ント部の絞り開放値伝達突起があれば、Ai なければ New改Ai という
天災> ことでしょう。
これですが実際には、「どちらも写りが素晴らしい」かもしれません。
この２本を揃えるのは、もっと大変だあ〜
おまけ
天災> 奥がふかひー！！
天災>
天災>> 同様に、Ai Nikkor 400mmf5.6 にも、IF と non-IF があります。
天災>>
天災>> こちらの non-IF は、New の末期に既に登場していました。
天災>
天災> それまでのフォーカシングユニットを使わなければ使えなかった超望遠
天災> レンズにかわり、ＥＤレンズ採用・完全一体構造かつ露出計連動ツメ付
天災> きと、当時としては大変先進的なレンズです。ＩＦでないのは今では論
天災> 外ですが、当時としては画期的なレンズだと思います。
天災>
天災> このモデルは光学系／外観そのまま Ai 化されましたが、IFタイプ登場
天災> と共に消えました。よって、New と Ai が存在しますが、基本的な光学
天災> 系は同一と思われます（コーティング等は不明）。
天災>
天災>
天災>> IF の方は、Ai-ED300mmf4.5s(IF)に似て、前玉の部分だけが大きく、
天災>> それ以降はスリムですが、non-IF の方は前玉部分の太さのままレンズ
天災>> マウント近くまで来ていました。
天災>
天災> 写真で見ますと、大陸弾道弾みたいなスタイルです。
天災>
天災>
天災>> 現行のAi180mmf2.8s（Aiの方ね）をふた回りデカくした感じです。
天災>> 中身はガラスの固まりでしょう。
天災>
天災> と思ったのですが、IFとそれほど重さは変わらないようです。
型録とＭＬ／ＨＰ資料からですので、間違いがあるかもしれません。
誤りはご指摘願います。
(株)リコー 秦野事業所 宮崎 昭彦
E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp