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[nikomat 9290] [-Yota][Golgo13] Zen suu kensa ( Re: NASA F5 )
宮崎す。
丹後屋の旦那さん:
> 漫画「ゴルゴ13」に、彼に銃弾を供給する男の嫉妬をテーマにして
> 書かれたのがありました。狙撃の瞬間にミスファイァが起こり、
> ゴルゴ13がその原因を探る過程で、彼の使用弾の選び方が
> 紹介されます。結局、かっては名狙撃主としてもてはやされた男が
> ゴルゴ13を試すつもりで一発だけ混入させた不良弾がまさに狙撃の瞬間に
> 使われたためだったことが判明、彼はゴルゴに射殺されます。
私もこの話を思い出し、書こうかと思いましたが、丹後屋さんの方が遙かに正
確に覚えていられたようです。
書かなくて良かった、恥かいた...
この話が掲載された号あたり、昔は良く読んでいました。
デューク東郷は、モーターボート上のターゲットを、海岸線から狙撃しようと
して狙い、引き金を引いたが不発だった、という始まりと記憶しています。
> 細かな数字は、忘れましたが、一回の狙撃の為に、まずかなりの量の弾を用意。
> それを100発づつの塊に任意に小分けし、一つの塊を除いて、残りを全て
> 試射して、一発の不発弾も出なければ、残した塊の中から使用弾を選ぶという
> ような選び方だったと思います。
>
> 中島さんの、100個買ってきて、という記述で、思い出しました。
では私の場合を...って関係あるのか?
上記の記事を読んでいたら、電池の話を書きたくなりました。
F5ネタで、以前投稿しようとしてボツにしたネタです。
多少は、関係ある? 最後に結びつく?
私が「本気で」撮影に行く場合、電源はビデオ以外は全て単三型電池を用
意します。同じ規格ですと使い回しが出来るので、大変便利です。
カメラ本体以外に、ストロボ、DAT本体、DAT用SBMアダプタ、
外部マイク2本、稔る田 Auto Meter4Fと、電池を使用する物は結構あ
ります。
ニコンの中〜高級機は全て単三電池が使用可能ですので、この辺助かりま
す。用意する電池は、基本的にリチウム単三とアルカリ単三です。
カメラにニッカドやニッケル水素などの充電電池を使わない理由は、その
特性上の問題や充電の問題があるためで、前者は最後に電圧がすとんと落
ちる可能性があり、大事なシーンでショットを逃す可能性があるからです。
過去、暖かい3月にF4Sにニッカドを詰めて持って行ったことがありま
すが、実質3日の撮影で容量的に持つと思っていたら、夜景撮影中の某機
関区で電池が突然切れました。ニッカド等はあの最後の落ちが怖いのです。
余裕もって変えればいいのでしょうが、早めに変えてしまうと本数も多く
持参しなければならず(放電/充電も大変)、また寒冷地での使用の際に
はその状況下での充電電池の持ちが読めないので、やはり使えません。
使い切りの単三型電池をどれくらい持って行くかですが、F5を初めて実
践投入した時は多かったです。F5は12月に購入し、その年末から本格
使用した訳ですが、事前に聞いた話ではとにかく電池をバカ食いするとの
こと。その件に付いてこのMLに投げたら、過去記事があるからと紹介さ
れ、それを見ると新品アルカリでも使用状況によっては、36枚撮り5本以
下しか撮れないとか。しかも寒冷地では、もっと性能が落ちるとあります。
ニッケル水素は、充電器も必要で、SONYのビデオ用チャージャーのよ
うに200V対応していないみたいだし(? 未対応ならトランス必要)、
夜行列車での移動が多いと充電もできません。また耐寒性については、
ニッカド以上に未知数です。
既に2年前ぐらいから、外部マイク(ビデオ/DAT用SONY ECM959A/C)
用や冬季のF90XS用に使っていたリチウム単三電池をメイン電源にす
ることとしました。こやつは−33度位で全くの保温なし(マイクの場合
ですが、2時間以上さらしっぱなし)での稼働実績があり、一番信用がお
けます。
ところがこの大容量の電池でも、寒冷下の使用ではどれくらい持つかが分
かりません。勢い、大量に持って行く事になります、電池は余っても次回
以降に使えますが、代替え品が手に入らない様な現地で使い潰すと
The END です。この時のフィルムの携行量は旅行期間10日で80本ぐ
らいで、実際撮影したのは60本強(ポジ8:ネガ2)でしたが、これに
対応する電池の量は...
F5は1セット8本で、これを念のためリチウムで5セット程(8×5=
40本)確保しました。DATも電池は大食らいで2セット分(8×2)
ぐらい見込んでおきます。その他はアルカリで、リチウムを使い切ったこ
とも考えこちらも大量に持参しました。単三型電池の携行は、トータル
100本以上、購入費用は...忘れました(リチウムが高い)。
結果的には、メインのF5×1台で約50本のフィルムを、2セットで撮
りきりました。1セット目で、30本近く撮れたと思います。使用条件は、
最高気温が−2度ぐらい、最低気温が−18度位でした(このぐらいなら、
日本でも北海道とか近い条件はありますね)。
常温かそれ以上だと、相当量撮れると思います。
試しに、一番最初はアルカリをセットしてみました。
完全な実験モードで、常に状態をチェックして使い、大事な時はリチウム
に変えます。−2度〜−8度位の初日は良かったのですが、2日目の朝、
−16度でぽっくり死にました(それ以降単三リチウムオンリー)。
話変わって、(ここからゴルゴ13に関連が...あるのか?)
「プロは電池を信用しない」と言う話を聞いたことがあります。
(これって、本当?)
私はF5を使用する前からちょっと過敏になり、それ以降電池は全てチェ
ックして使っています。1本不良が入っていて、それを知らずにセットす
ると今時のカメラは全く動きませんが、大事な場面でそれは許されません。
カメラの電池が切れかかり、それに交換した電池が不良だったと言うこと
は確率的には低いでしょうが、なきにしもあらずだと思います。特に大量
に消費するようになると、そのうち「当たる」かもしれません。
現在も撮影現場で使う電池は全て、事前にチェックしています。
基本的には全数検査で新品のパッケージはやぶり、テスターで規定電圧出
ているかを調べ、両方の電極を清掃した後、ぴっちり入る小型のチャック
付きビニール袋に4本ずつセットして携帯しています。リチウムは寿命が
長いので、中古も使えそうな物は電圧を揃え、サブ機材の電源として流用
しています。
それを始めて暫く経った某日、使用中のザウルスの電源が切れたので、
国産某社の新品単4アルカリをセットしてみましたが、何故か動きません。
勿論有効期限内の新品電池です。まさかと思って1本を調べてみたら、
テスターの針はぴくりともしませんでした。そう、完全に死んだ電池がパッ
クに詰められて売られていたわけです。これ以降、ますます信用がおけな
くなって、毎回執拗に調べています。もっとも、それ以降某社の電池は2
度と買っていませんが。
=> 俺がゴルゴ13だったら、殺されるぞ、某社。
これで少しは、元ネタに近づいたか?
最近、冬季以外では単三型のニッケル水素をF5に使うようになりました。
リチウムはあまりにも高いので、冬季限定になりそうです。
常温では一番大容量の1600タイプ(実質1550)8本使用で、25本位は撮
影可能です。
相変わらず、何だか分からない話になってしまった。
では。
(株)リコー 秦野事業所 宮崎 昭彦
E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp