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[nikomat 10890] Re: Plus-X & Panatomic-X
宮崎@最後に現像処理を自分でしたのは昭和の頃っす。
曖昧な記憶の糸を辿って辿って...
たなべさん:
> 1957年ゴロのデータ
> Day. Tung.
> Panatomic-X 25 20
> Plus-X 80 64
> Tri-X 200 160
>
> 1965年頃のデータ
> Panatomic-X 40 -
> Plus-X 125 -
> Minicopy - 32
> Neopan-F 32 25
今まで、「film感度は銘柄で固定」と思っていたのですが、歴史が長い
filmだと変更があったり、基準の取り方も変わったりするのでしょうね。
サイズによって感度が違うフィルムもありますね。
現行の Tri-X も 135 は ASA400 ですが、220 は ASA320 だと思いま
す(こちらは正確には Tri-X pan?)。略称名はTXとTXPで、厳密
には両者は違うようですが、普通はどちらもトライXと呼んでいるよう
に思います(処理は違うかな)。
問題の Panatomic-X ですが、1980年代の135サイズの物は、ASA32です。
これは自分で撮って現像したので間違いないと思います。黒白低感度film
(口頭では白黒filmと言いますが、箱には黒白って書いてありませんで
したか?)では、NEOPANFと Panatomic-X は同じ ASA32 でした(Agfa
に ASA25 があったような気がします => 1980年代後半)。
当時、Kodachrome25 よりはまし(感度が高い)と思った記憶も残ってい
ます。ちなみに、ブローニーの Panatomic-X は米国で製造はされていま
したが、日本には入っていませんでした(当時)。
Kodak superXX ですが、感度は分かりませんが(ASA200?)、Plus-X
と Tri-X の中間ぐらいではないでしょうか?
私は以前、「進駐軍流れの SuperXX を運良く1本入手出来たので、一枚
一枚大事に撮った」と言う雑誌の記事を読んだことがあります。進駐軍で
すから、昭和20〜27年頃でしょうか。当時としては、感度がかなり高
い film だったと推測されます。
小泉@PlusXの愛用者だったさん:
> 学生の頃みんなが使うTryXに反発してPlusXを缶で買ってきて使っていま
> した。現像はD76だと硬すぎるので、さくらのパンドール(?違うかも)
> とかいう軟調現像液を使っていました。ASA100で撮って浅めに現像だった
> かな。なつかしー。
これは、コニドールスーパーかコニドールファインではないでしょうか?
コニドールスーパーは増感用(確か)、コニドールファインは極微粒子現
像液(ミクロファイン・マイクロドール-X系)ですが、軟調に上がります。
結構マニアな現像液っす。
私は一時期、Tri-X & Plus-X の現像にコニドールファインをよく使っ
ていました。こいつは地方の普通の写真屋さんにはまず置いていなくて、
ヨドバシでまとめ買いしていました(5リットル袋があった筈)。
おお懐かしい...
(株)リコー 秦野事業所 宮崎 昭彦
E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp