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[nikomat 13688] Re: (old camera)repair.
丹後屋す
山口さん:
> > 無限遠の被写体で確認して見られるといいと思います.
> > (これでずれていたら,いわゆる縦ずれですね.)
>
> 無限遠だとめだちません。
> が覗き方によってはわずかにずれます。
ずれない位置が正確な瞳位置ということになります。
すっと構えた時に、その位置になるように練習しましょう。
> > 固定像中の可動像の位置は覗き方の癖などでも違って見えたりしますが,
> > 調製のずれなのか,個体そのものが持つ性質なのか,覗き方なのか
> > 僕にはわかりません.
>
> 覗き方で結構変わります。目を上方に持っていくとぴったりになるようです。
> 随分見やすくなりましたが、これですばやくピントをあわせるのは、
> かなり訓練がいりそうですね。
瞳の上下位置はズレが目立つだけに気になりますが、
実用上重要なのは瞳の左右位置です。
固定像位置と可動像位置がハーフミラーを介して共役になっていなければ
最初の瞳位置で距離を合わせた(二重像を合致させた)あと、
瞳を左右にずらすと二重像もズレます。
距離計光学系の光軸上に正確に瞳をおかなければなりません。
(バルナックライカだけでなく、
ニコンもキヤノンもコンタックスもMライカもみな同じです!!)
暫く前にfjだったか、ライカのBBSだかに、
レリーズボタンを上に構えたときと、下に構えたときで、
ピントリングの合焦位置が変わります。修理にだしたのですが
直りません。私のカメラは不良品でしょうか?
なんて質問が出てました。
思わず、のけぞってしまいました。
> フィルム装填の早田氏の方法は確実でしょうが、レンズをはずさなければ
> いけないので、テーブルでもないとちょっときつい。
> テレカのほうがお手軽ではあると思いますが、早田氏が「テレカはいれない
> 方がよい」というのは確実性が落ちるというほかになにかデメリットが
> あるということなのでしょうか?
どこで引っかかるのかが分った上でテレカを使うなら
問題ないと思います。
この方法を一番最初に雑誌で紹介したのは、
もう10年近く前のカメラレビュー誌だったと思いますが、
その記事では、IIICの内部シェルを抜き出して
引っかかる個所(2箇所あります)を示した上で
そこを避ける為にカードをこのように使います、
と詳しく説明されてました。
最近のライカ本では、そこのところが実にいい加減。
フィルムベロの巻き取りスプールへの正しい差し込み方も紹介してない。
大事なのは、差し込みの深さではなく、スプールの鍔とフィルム縁の平行性なん
ですが、
そこを知らずにいい加減にテレカを使うと装填の時にこの平行性が崩れ、
巻き上げが進むにつれて筍になります。
そうなると、フィルムの半ば(12−3駒付近で)で スプールからフィルムが
外れ
巻き上げが重くなったり、フィルムが裂けたりします。