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[nikomat 15206] Re: Monochrome Lab Hit-on
小城@*年振りの暗室作業 です。
先月少しだけ書きましたが、赤坂にある「モノクロラボ ヒットオン」の
暗室レンタルに今日行ってまいりましたので、お約束どおり、ご報告。
約束よりも10分ほど早く行くと、社長兼現役プリンターの林さんがすでに
待機しておられました。
昨今の印画紙事情をよく知らない私は、前日もヨドバシ地下の売場を偵察
したりしたのですが、結局どうしたら良いか判断できず、ネガとベタだけ
持って、その他は手ぶらの状態で行ってしまったのですが、その旨告げる
と「あ、大丈夫ですよ。ウチには常時在庫がありますから」ということで、
オリエンタルのニューシーガルVC(大四つ25枚入り)を用意していただ
き、暗室内の薬剤準備は社長に全部やってもらいました。
ちなみにここの場合、手数料を取られますが廃液処理も面倒を見てくれま
すのでとてもらくちんです。
薬剤準備ができたら暗室に呼ばれたので、一通り説明を受けましたが、引
き伸ばし機はフォコマート(35mm用)ダースト(35mm〜6*9用)オメガ
(4*5)ゾーンVI(8*10以下)などがずらずらと並んでいます。
私が持参したネガは35mmだったので、ダーストを使わせてもらうことにし
ました。
暗室内の配置は、立ったまま動ける動線上に全てが配置されており、また
水洗行程に入った印画紙を隣の水洗ルーム(明るい部屋)に流すためのし
かけが単純ながらよくできていて、思わず「ほほう」とうなってしまいま
した。
一通り説明を受けてから、プリント作業に突入したのですが、なにせ印画
紙の号数で焼いていた、いわば石器時代の人間みたいなものですので<私
最初は号数フィルターが1/2ステップであるのに戸惑いを覚えましたが、
一度水洗工程まで流れたプリントを社長にチェックしてもらって「こっち
の方がコントラストも黒の締まりもいいんじゃない?」とのアドバイスを
頂戴してからは、スムーズに焼けるようになりました。
何枚か焼き始めると、昔の勘が少しずつ戻ってきましたが、覆い焼きなど
をやろうとすると、手の微妙な動きが全然ダメで、「あぁやはりこういう
のは毎日やってないとダメね〜」と思い知らされましたです、ハイ。
結局予定していた枚数よりもかなり多く焼いたところで時間がきたため、
今日は作業終了としました(作業時間を3hで予約していた。あとお昼時で
お腹がすいて集中力がなくなったと思ったので(^^;;;)。
暗室内は、3〜4人程度でしたら余裕で入れますし、夏でもエアコンが入っ
ていて室温管理もしっかりしていますので、ちょっと長めに時間を取れば、
まとまった人数で使うのも一興かと思います。
ちなみに今日のプライスですが
暗室レンタル 3h 3,500円
現像液 1 800円
定着液 1 700円
廃液処理代 1 500円
印画紙 1 4,000円
(印画紙はオリエンタルのVC 11*14 25枚入り)
消費税 475円
合計 9,975円
薬品・印画紙は持ち込み自由とのことですが、卸業者が出入りしているそ
うなので、事前に相談してくれれば取り寄せも可能だそうです。
また、バライタ紙の乾燥・フラットニング等の作業は無料でやってくれま
すので、持ち帰りは後日となってしまいますが、宅配便等での配送もやっ
てくれるそうです(これは実費)。
実際の所、私の場合仕事ベースでモノクロのオーダーというのは殆ど無い
に等しいのですが、それでも私的に撮ることはありますので、今後も使っ
て行きたいなぁと思いました。
何より社長が現役のプリンターであり、写真学生や職業カメラマンの事情
等にも明るいのがありがたいです。だからと言ってお高く構えている所も
ありませんので、気になった方は是非、問い合わせてみては?
http://www.hit-on.co.jp/index.htm
以上、長くなりましたがご報告でした。
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Photographer:日本写真家協会会員
小城 崇史(Takafumi Kojo)
E-Mail:tk-tyo@ca2.so-net.ne.jp
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