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[nikomat 19799] Re: Digital and Microfilm(Re: FM3A)
ども、印刷屋です。
At 01:01 01/02/15 +0900, you wrote:
>> デジタルだと「場所をとらない」のは確かなのですが、長期保管が
>> 目的となるとかえってアナログの方が良い場合もあります。
>> うちの大学では学生の成績データの永久保存を目的として 10 年ほど
>> 前に LD データディスクシステムを導入したのですが、現在は LD は
>> 部品も含めて一切生産を打ち切ってしまったので他のメディアに移行
>> せざるを得なくなっています。
>
> 7〜8年前に、ある港湾工事を8mmフィルムで撮影する、という
>仕事の手伝いをアルバイトでしたことがあります。その会社は官公
>庁の依頼で公共工事の記録を撮影していました。8ミリが指定され
>ているのは、ビデオなどの媒体はデッキがなくなったらどうにもな
>らないから、といった理由だと聞いた覚えがあります。
会社は印刷屋ですが、業務は番組等映像制作をしています。
財務省(旧大蔵省)等のビデオ制作など手がけていますが、現場の
官僚はメディアの普及率を極端に気にします。広報ビデオに限って
言えば最終納品形態に8mmは無くなって久しいです。16mmは
まだオーダーがあります。取材はほとんどがVTR(βカム)です
ので、ビデオ編集フィニッシュをして、16mm用にキネコして
フィルムに落とすことがほとんどです。その他のメディアでは
CD-ROMが広報用に採用され始めたのがここ数年。DVDはまだ様子見
と言うところでしょうか。
16mmの需要がまだある理由としては他に、安全教育の世界で
16mmが基本フォーマットとなっていることもあると思います。
一定規模以上の事業所では職員に安全教育を行わなければならな
いのですが、貸与される映像資料の多くが16mmなんです。だから
安全教育上各事業所には「16mm映写機操作技術」の免許取得者が
必要です。実は私は勤務先の免許取得者として登録されています。
その関係で事業所にはビデオが無くとも16mmはある。という
論理になります。学校も例外ではなかったと思いますが。そんな
事情も影響しているものと思います。
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島村 隆一 ("RYUI"chi Shimamura) 7L1TTH 小石川オフィス
凸版印刷株式会社マルチメディア事業部放送部
E-Mail ryuichi.shimamura@toppan.co.jp