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[nikomat 19947] Re: lens design through Auto to AIS
ひうらっす.
家で,ちょっとパラパラと資料を見ました.
Auto の構成図は「ニッコールレンズ読本3」
AIS の構成図は「ニコンの使い方2」
> >>米国のある書籍では「35/1.4はAI以前から光学系に変更を受けていない。
> >>それは設計が優秀で変更する必要がないからだ。」と紹介されていました。
> >>書籍の名前は失念しました。
Auto と AIS では,広角ではレンズの構成が変わっているものが多いです.
パッと見で,違うものを除いて,大体似ているものは,ここで出ている
6mmF2.8, 8mmF2.8 (非ミラーアップ),28/2, 35/1.4 のあたり.
確かに基本的レンズの構成は 35/1.4 は変更されていないです.
ですが,仔細に見ていると,ちょっと組み方とか間隔が変わっている.
後群(絞りより後ろ)の張り合わせレンズと,その後ろの単レンズが,
AUTO だと離してある(鏡筒の金物で間隔が作ってある)のに対し
AIS だと凹レンズの縁を接触させて位置決めしてあるように見えます.
その他コバの形状など筒のほうの設計が変わってきているような
ところは散見されますが,どちらにしても「大幅に設計変更」と書いた
私の表現は間違っていたようです.
ですが同一でもないというところ.
少なくとも AIS のガラスを外して Auto には組めそうにも無いっす.
まあ,構成図がどれぐらい正確なのか,というのもありますが・・
28mmF2 も,構成はほとんど同じですが,1枚形が違う(薄さとか
ベンディングが違う)のが入っていたりします.
思うに,基本的には設計変更というのはしていないと思うのですが,
操作性統一などで鏡筒の設計がやりなおされたり,あと,安価に
作れる・もしくは容易に入手可能なガラスの種類の変化などに
よって再計算などで設計変更などはやっているんじゃないんですかね.
まあ,これは,どのレンズに関しても言える事だとは思いますが・・
では
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日浦 慎作 Shinsaku HIURA
大阪大学大学院 基礎工学研究科
システム人間系専攻 システム科学分野
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