[nikomat 23593] Re: Disaster Relief for Tuesday's Victims

[takada@ipe.tsukuba.ac.jp (takada)]

高田です

アメリカの病院の災害体制について。
当日マンハッタンにいた内科の先生がボストンに逃れた後で
聞いてきた話です。

>> > 病院としての対応として、どのようなことはどうやったらいいのか。
>> 
>> ボストンに足止めになったついでに、ベスイスラエル病院の救急部長の
>> 先生にお話を伺ってきました。
>> 
>> 救急体制マニュアルがしっかりと作られていて、緊急体制が引かれたと
>> きには、
>> １）救急外来の職員を２倍にする
>> ２）緊急連絡網で病院職員間の連絡を取る
>> ３）elective surgeryは全てキャンセルする
>> ４）帰せる患者は全て退院させる（ベッドの確保と同時に、緊急時の対
>> 　　応をしやすくするため）
>> ５）警備員がマニュアルに従って行動する（出入りする人のIDをすべて
>> 　　チェックする、爆弾が仕掛けられていないか捜査する、持ち主の明らか
>> 　　でない車はレッカー車で移動させるなど）
>> 　　等々の措置が３０分から１時間以内に完了するそうです。
>> 
>> ここの救急部には災害救急の専門医が２名いるとのことで、一人はCDC
>> からお給料が出ており、化学兵器や細菌兵器の攻撃にどのように対応す
>> るかを研究している、もう一人は、軍隊の予備兵として雇用されている
>> とのことでした。マサチューセッツ州には、災害時に対応する医療チー
>> ムが二つあって、この二人の先生はそれぞれのリーダーと副リーダーを
>> されているとのことでした。一つのチームが派遣されてNYに行きまし
>> た。

＃阪大病院はどうなっているのであろうか？

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*高田  彰  Akira Takada  takada@ipe.tsukuba.ac.jp*
*筑波大学臨床医学系    筑波大学附属病院医療情報部*
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