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[nikomat 24036] Re: R Leica (Re: はじめまして)
丹後屋す
佐藤(ひ)さん:
> Rの巻き取り軸って
> フィルムの先端をどちらの方向からも差し込むことができるんですね。
> そういう構造のカメラを持ってないんで
> 状況を想像できませんでした。
最初から、こういうURLを紹介出来ていれば話は早かったですね。
http://homepage1.nifty.com/masaharu/leica/howtouse/
有難うございます > 光永さん
今のMD内臓カメラと違って、1950年代から80年代後半頃までって
カメラの巻き取りスプールの形式は
各メーカーが力が入れて工夫していた個所なんですね。
確か、当時の写真工業会だかの調査で、
カメラ操作、写真撮影の失敗の項目で多いのが、露出の失敗、
距離合わせの失敗、と並んでフィルム装填の失敗というのが上がってます。
これは現在の、AE、AF、MDという三つの機能で失敗が大幅に減少しているのは
皆さんご承知の通り。
で、巻き取りに関しては、
巻き取りスプールからフィルムリーダー部が外れてしまうのを如何に防ぐかで、
各社の工夫がいろいろ見られます。
スプール筒に板バネの押さえ
(ライカのスプールの形式ですね。次の一本溝と同じく最初の頃の原始的方法)
スプールに溝を切りリーダーを差し込む
その溝のパーフォレーションが当たる部分に小さな爪をつける
溝を複数本切る(ペンタックスのマジックニードルはこの延長でしょうか)
ニコマートFTでは、スプールの一部を半透明にして
フィルムリーダー部がどの位差し込まれたかを見えるようにしてましたね。
で、ミノルタの、溝に差し込むのではなく、爪とスプールの間にフィルムを
落とし込む形式。
多分、当時の凝ったメカの最右翼が、キヤノンのQL。
これはもう殆ど現在のMD内臓のカメラと同様の機構ですね。
> # RF Contaxも出来ないことはないか。
RFコンタックスでこれ(逆向きに入れる)をすると、スプールが跳ね上がって、
裏蓋を閉めるのがやたら面倒になります。