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[nikomat 24435] Re: Typhoon attack



こんにちは。
長山です。

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>差出人 : mgm <mgm@md.neweb.ne.jp>

> まごめです。
>
> 古いメールの整理をまだやっています。
>
> すぎやまさん:
>
> 狂牛病で素朴な疑問なんですが・・・。
>
>> はい、プリオンの実体は蛋白質だとされており(証明が十分かどうかは?)、
>> 普通の蛋白質なら加熱などすれば失活するのですが、
>> プリオンはそうでないらしい。
>> 常識的に考えれば、加熱しないよりはした方がいいと思うけど、
>> データは知りません。
>>
>> また、蛋白質だったら食べても、
>> そのまま体内に吸収されるはずはないと思うのですが、
>> プリオンは入るみたいですね。
>
> このプリオンてのは得体の知れない奴みたいなんですが、不思議な物ですね。
> 新しい生命体なのかと、素人には思えてしまう。
>
>   普通のタンパク質なら、胃・腸で消化吸収され、アミノ酸に分解されてから
>   人体の組織になるのでしたよね?
>   そのまま入っていくところが不気味ですね。

手元の資料によると・・・

プリオンは細胞の遺伝子が作る蛋白で、ウイルスや細胞のように外から進入するモノ
ではない。もともと自分の身体に存在する正常なプリオン蛋白が異常な立体構造にな
ると病原体となって病気を引き起こすと考えられている。ウイルスや細胞と異なり、
完全に不活性化させることはきわめて困難である。多量のプリオンが存在するときは
検出する方法があるが、微量のプリオンの検出はいまだに不可能である。従って医薬
品や食品などの製品についてプリオン汚染を検出する手段はまだ開発されていない。



って書いてあります。
#自然にタンパク質の形が変化して病原体になるってことは、移ったものが増殖す
#るのではなく、感染すると何らかの形で伝達?されて体の中でどんどん作られ
#てしまうものなのかな?とシロウトは考えしまうのですが・・・

コレ消毒も大変ですね。しかもプリオンの完全な不活性化はおそらく不可能だそうで、
放射能のように安全限界を知ることが必要だそうです。(お手上げってことか?)

>> 検出は抗体検査を使っていると想像しますが、
>> 核酸がなく、PCRが使えないのが検査の信頼度を下げているのかもしれません。
>
> 核酸がないとは、DNAがないってことですよね?
> どうやって増えていくのでしょう?
>   そう言えば、ウイルスは自分のDNAを取り付いた細胞のDNAに組み込んで
>   増殖させるのでしたよね?
>
> うーーん、このへんの話はとっても面白いのですが、なかなか難しい。

発病機構、発病に必要なプリオン量、治療法はまだわかってないようです。
人類絶滅へのシナリオの一つになってしまうのか?!(大げさですね。そこまではい
かないでしょけど)

長山