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[nikomat 24869] Re: お尋ね:CL購入の心得
丹後屋す
まごめさん:
> 早速、探し出しますと、CLの仕様が出ていますが、
> http://www.ann.hi-ho.ne.jp/ognt/spec_leicaCL.html
> レンズはMマウントだが、CL用と書いてあります。
> 付かないレンズ(バックの長いものなど?はあると思いますが、互換ですよね。
CL用のレンズのマウントは機械的には普通のMレンズと同じなので問題なく装着できます。
ただし距離計連動カムが傾斜カムなので
(傾斜は焦点距離51.6mmレンズの繰出し量に合わせてある)
M型ライカの距離計コロの位置(左右方向に個体差がある)次第では、連動しません。
Mボディに装着して距離環inf位置で二重像が合致して見えていれば
実用上は問題ないと発売当時メーカーは言ってました。
(肉眼では判らなくてもマグニファイアーを使うと僅かにズレて見える
ということはあるでしょうね)
あと、ライツブランドのはフィルター径が39mm、ミノルタのは40.5mmです。
M用レンズ(M−Lアダプタ経由のスクリューマウントも含む)の可否については、
ライツーミノルタCLの説明書を見ると、ライツ製で使えるレンズはこれこれ、
という書き方しかしてないんですね。
例えば、いわゆる8枚玉ズミクロン35/2では、
M3用のゴーグルつきと無しの2種類がありますが、
この2種のレンズのカタログ番号は異なる番号が振られており、
そのうち、CLの説明書にはゴーグル無しレンズの番号だけが載っている、
といった具合にです。
中には、製造番号これこれ以上のもの、といった記述があるものありますね。
専用フードを装着した状態で問題なく使えるレンズ、
使う分には問題ないけど、沈胴させられないレンズ、
専用フードを装着した状態で、inf〜*mの間では問題なく使えるレンズ
フードをつけるとinf位置で距離計部分の一部あるいは全部が蹴られるレンズ、
フードをつけない状態で距離計部分の一部あるいは全部が蹴られるレンズ
いろいろ制限があるようです。しかもさらに、ファインダーの枠の問題もあるので
使えないレンズの使えなさの理由は多様に亘り
当時の公式の説明書には、
詳細はミノルタのSCかシュミット(おぉ、シュミットだぜ!)に聞いてくれ、と書いてあります。
CdSの腕木が内部で立つので、
そこと干渉するように見えるレンズは装着しない方がよいでしょうね。
オカヤン紹介の本を見るのが良いでしょう。
あと、干渉については、CdSの腕木以外に、内部の枠も考える必要あります。
例えば、ロシア製のジュピター12という35mmレンズでは、
マウントフランジ面から長く突き出ている後玉がその枠にぶつかります。
ぶつかったときは、既に、レンズに傷がついているでしょうから、
後学のため試しにちょっと、なんてこともしないほうが良いと思います(ToT)
思いつきで、あのレンズはどうかな、なんてこともしないほうがいいでしょうね。
ちょっと動作が固ければ、そこで止めればいい、なんて思ってはめたはいいものの
取れなくなっちゃった、なんてことは充分ありそうです。
ニコンS*のように、ボディ内部がスカスカだとあまり心配ないのですが、
CLの中は結構詰まっているので注意しましょう。
> あと、電池問題やメータが壊れた時の問題がありそうですね。
腕木が下ろされた状態で長く時間が立った個体では、
CdS腕木の電気接点に錆というか皮膜が出るんだろうと思います。
メータの動きがよく無くなる場合があります。
何度か空シャッターを切ると復活しますけど。
メータは関カメがリメイクしたという話を聞いていますが、
分解交換の技術を含めてトータルで良否を考えた方が良いでしょうね。
電池はアダプター経由のSR44で問題ないです。