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[nikomat 27446] BronicaRF645



丹後屋す

発表時にちょっと触れられたきりで、
その後、MLでは、
135mm/4.5の開発断念の記事が出た頃に
ちょっと話題になったきりだった表題のカメラを手に入れました。

カメラ自体は発売されてから既に1年半以上もたっているので
珍しくも何とも無いし、量販店の店頭では簡単に触れるので
改めて語るほどのこともないのですが、
実際にフィルムを詰めて、今朝ほど道々撮りながら出社してみての感想。
(2つ前の駅で下車して、上野恩賜公演を被写体にするか、
 2つ先の駅で下車して、皇居の内堀沿いに一回りするか、
 がいつものパターン)
現像は堀口カラーのポジ2時間仕上げ。
レンズは45/4(35mm換算でほぼ28mmレンズに相当)。

ボディの作りはがっしりとしていて、
可動部の動きは固め。
吊り紐はボディの金具3点の内の2点を選ぶ、
縦吊り、横吊りどちらも可の方式。
グリップゴムは硬質、摩擦の感じは実に快適。
フィルムを入れるときにグリップに手が触れても
妙に引っかかることはないし
撮影中は、しっかりホールドができる適度な作りです。
空スプールの移動、フィルム装填、取出し、
いずれもスムースに操作できて問題なし。
ファインダーは、45mmを装着すると枠が全て消え、
全体が無限時の45mmの視野。
厳密にフレームを使いたいときは外付けのファインダーを使う仕様。
(cf:[nikomat 20762])
距離計の可動像は実像形成式で、来夏M3ほどではないけど、
M6には勝っていると思う。

フィルムを入れてしまえば、使い方は普通の35mmRFカメラに異ならず、
作動音は静か、絞り優先のAEがついているから、撮影は迅速。

露出の精度は、多分ややアンダー気味。
EPRで16駒キチンと濃度の揃ったやや濃い目のポジが出来上がりました。

レンズの描写は、まだ、細かなチェックをしてません。
歪曲は、軽い樽型。
開放でも周辺減光は目立ちません。
忍ばずが池の池之端側から、池の中に浮かぶお堂の屋根の描写を見る限り、
破綻はなさそう。
22倍ルーペで眺めた解像の具合は、
遠く(50m位)のビルの壁のタイルの分離、看板の文字など、
不満は感じられません。
コントラストも全域高そうです。
(まだ、一本きりですから、第一印象程度っすよ)