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[nikomat 27703] Re: 3.5cm lens for S3-2000
ひうらっす.
>巡:「まあ,こちらへきてください,これです」
>私:「えっ,31Kmオーバー!?」
>巡:「これはかなりオーバーしてますね,いまから切りますから」
>・・・
>#罰金6万くらいらしいです.短縮講習は,1万3800円らしいです.
うっ. 私は2年半ほど前 48over で 8万円でした.
それより 4km/h ほど速かった弟はもっとヒーコラ言ってました.
#この 4km の差は大きい.
この8万円で,○○も買えるし,××も買えた筈だし,くそぉ!!
と思っていると,それを思わず買っていたりした私 ^^;;;
考えてみればこれで今回の 3.5cm も余裕で買えるんだよなあ.
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というわけで,
> > そういいたいところですが、センチ玉とかセンチ玉とかセンチ玉とか…
>
> うちにはないなあ。 と思っていましたが、Fマウントにはないだけで、
> 他のを考えると、総計7,8個あるはず。まあ、集めたのではなく、
> 必然的にそうなった・・・という感じですが。
> S型だと、mm の玉を入手するのは大変(金額が)。
と書きつつ,手に入れてしまったS型の 50mm/1.4 と,
先日の 3.5cmF2.5 インプレッションです(なんのこっちゃ)
やっと1本撮りました.
カラーネガではありますが,最近やっと,満足できるアナログラボを
見つけまして,(非常にナチュラルに,なおかつ撮影時の色温度,
雰囲気を非常に綺麗に出してくれる)プリントを受け取りました.
#このラボ,小さい店なので,本数がたまるまで「機械止めてるから
#すぐには出来ないよ」などとのたまう.
まず 5cm ですが,これは非常にすばらしいです.
最新レンズなので,レンズの透過色に色づきが感じられませんが,
やはり写真の上でも1つ透明感が上という感じです.
まあ,ネガですので,発色に関してはこれ以上なんともいえませんが,
ナチュラル感は高いですね.
それよりも,このレンズの最大の美点はボケと見ました.
どういう状況でも(絞っても,開けても),前も後ろも非常に綺麗.
(強力な点光源などを除き,)エッジが立たず,ホワンとソフトな
ボケです.雰囲気としては,ボケに関しては私が最も気に入っていた
AiS 50mm F1.2 を超えるかな.意外と口径食も少ない.
合焦部のシャープネスというか,テクスチャの質感描写も優れている
ように思えますが,これに関しては無限遠・開放などで試してないので
また試してみたいと思います.雰囲気としては,最新のレンズとして
の性能を確保しつつ,開放では少し,オールドな価値観(コントラスト
より解像度,質感描写)でチューニングされている,という感じかな.
上記とダブりますが,Nikkor でどれに近いかというと,50/1.2 を
F1.4 で使ったときの雰囲気に近い気がします.非常に気に入りました.
操作の上では,もうちょっと絞りのクリック感を強くしてほしかったかな.
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次は 3.5cm F2.5 ですが,
これは,レンズは綺麗でしたが,外観は,距離目盛などの白レタリングが
黄色っぽく,くすんでいたような感じでした.ただし塗装面には目立った
傷,当たりは無し.
そこで,家で,ルーペで見てみたら,どうやらこれは,手の油などゴミが
刻印に入っているだけのようでしたので,クリーニングしました.
(柔らかい,毛先の細かい歯ブラシで,軽く,小刻みにブラッシング
しながら,適宜ふき取ります.)
http://www.ne.jp/asahi/shinsaku/hiura/nikomat/RF/s3finder/index.html
の下のほうに置きました,まあ,なるほどこんなもんかという感じでしょうが,
購入時に実物をご覧になった丹後屋さんは,驚かれるかもと思いまして.
黒レンズを買うときは要注意ですね.意外とお得に購入できるかもしれません.
とにかく,新しい S3-2000 につけても違和感のない状態になりました.
実写の上では,これもなかなかですね.
開放は1カットか2カットしか撮っておらず,なんともまだ言えませんが,
芯のまわりにごく薄くハロが出る,オールドなニッコールの典型的な描写
という感じがします.このレンズには,こういうのを求めていたので,
うれしいところ. そのため,被写界深度が実際よりも深く見え,結構な
範囲で,髪の毛や服装の質感が出やすいです.
絞った絵は,まあ当然かもしれませんが,非常にシャープで使いやすいです.
というか,それ以上のところは,ISO400 ネガではわからないっす.
歪がまったくないのもいいですね.
フード無しで撮影しましたが,逆光でも目立ったフレアはなく,使いやすいです.
そのくせ,どことなくトーンが圧縮されるというか,軟調な感じの絵になる
気がします.50/1.4 よりシャドウが出やすいですね.モノクロでは特に
使いやすそう.
色目は,これもこのころのニッコールでは典型的な,少し黄緑系の透過色で,
実写でも,50/1.4 に比べ,木々の緑や茶色が強調される雰囲気は
感じられますが,カラーでは使えないというほどのことではないでしょう.
(例えば3時撮影の写真が,4時の写真に見える,という感じといえばいいか?)
うーん.こっちも気に入ったので,どちらを持ち出すか,今後相当,
悩むことになりそうです ^^; 車の助手席に 3.5cm つけて転がしておいて,
プラプラと公園に出向きスナップ,というのは非常に気分がよく,癒されました.
ちなみに No. 209166 の S3-2000 には何の抵抗感もなく綺麗に付きました
(10.5cmF2.5 も同様).
というわけで,見も心も日浦Sでした.
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日浦 慎作 Shinsaku HIURA
大阪大学大学院 基礎工学研究科
システム人間系専攻 システム科学分野
〒560-8531 豊中市待兼山町 1-3
TEL:06-6850-6372 FAX:06-6850-6341
http://www-inolab.sys.es.osaka-u.ac.jp/users/shinsaku