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[nikomat 27794] Re: 蜘蛛糸って。。。
丹後屋す
かとうさん:
> > 一眼レフの場合フランジバックの調整はそれほど厳しくは無いですが、スクリ
> > ーンとフィルム面の相対的な調整がやばい事が多いですね。
> > 一番確かなのは無限艶の被写体でフィルムレール上にスクリーンを置いてチェ
> > ックする方法だと思います。フレーム中心に蜘蛛糸張って空中像をチェックる
> > する方法もあり、こちらのほうが精度が高いです。
>
> ”フレーム中心に蜘蛛糸張って”のところからが良く分かりません。
> 具体的に糸をどこに張ってどうすれば良いのですか??
> ん、何か間抜けな質問していますかね。。。
> イマイチ意図されている原理が分かりません。
蜘蛛の糸の原理とは、ニコンFシリーズの十字線付スクリーンの原理、のことで
す。
レンズの距離環を無限遠位置においた時に
レンズが作る無限遠被写体(例えば恒星)の空中像は
フィルム仮想面上、およびスクリーンピント面上になければならないわけです
が、
その判定を、それぞれの面に張った蜘蛛の糸との相対的ズレの有無で行おう、
というものです。
通常スクリーンのマット面での像を見るのは、
像のコントラストを見ていることになるのですが、
蜘蛛の糸方式は、二つの像(一方は糸という実体ですが)のズレを見るので
精度がより高くなるのです。
やり方は、
星 レンズ 糸 星の像 ルーペ
() |
☆−−−−−−−() | ★ () 目
() |
<−−−−−−>
フランジバック
という位置関係で、糸がはっきり見えるようにルーペ位置を調整します
星 レンズ 糸 ルーペ
() |
☆−−−−−−−() ★ () 目
() |
星の像
となれば、このとき、目を左右に軽く動かしても、
星の像と糸は重なっているので、目に見える二つの相対位置に変化はなくなりま
す。
で、この糸を
ひとつは、内側のフィルムガイドレール間に張り渡し
もうひとつを、
スクリーンの基準面に張り渡すことになります。
()ルーペ
____ 糸
□ □ スクリーン位置基準面
■
□|
|
☆ () / | ()
□|
■
星 レンズ ミラー 内ガイドレール ルーペ
糸
外ガイドレール
という系をつくることになります。