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[nikomat 28088] ロバート君(Re: はじめてのジャンク選び)
宮崎です。
丹後屋さん:
>> この前漸く、正月に入手(中国人と物々交換)したF2アイレベ
>> ルで初めて撮影しました。
>
> 何と交換したのでしょう?
NewFM2 + Ai35-105s + SB22s + αでした。
旅先でお世話になった現地旅行社社員が写真好きで、数台の一眼
レフとレンズを持っていたのですが(マウントが3種類もある寄
せ集め)、その中で一番まともなのがF2アイレベルでした。
しかし、F2アイレベルは露出計がなく不便なようで、撮影の際
にはよく同行のメンバー(日本人)に露出を聞いてくるのです。
彼に聞くと、「露出計内蔵タイプと交換したい」とのこと。「代
替えカメラを日本で調達してくるので、それと交換してあげよう
か?」と話がまとまりました。
私は1月6日に彼のF2を持って帰国し、その5日後に知り合い
の日本人が現地に行くので、それまでに代替を調達することにな
りました。私は秦野在住/勤務なので、都内が遠いのです。間に
休みがなかったので、結構大変でした。
当初ボディの方は「中古」という話だったのですが、現地での過
酷な使用状況や、北京から遙かに遠くてメンテナンスもロクに受
けられない点を考慮し悩んでおりました。幸い、三宝カメラで金
融新品が\45,000(某店の中古より大分安かったりする)で出て
いたのを見つけたのでそれを購入し、新宿サービスで中国語(略
字版)説明書を買って向こうに渡しました。
現在は内蒙古自治区(経棚)で使われています。
中古F3ボディのみというのも検討したのですが、冬の最低気温
が−25度以下と言うことも考え、最後の新品NewFM2に決めまし
た。ああいう場所で使われるのには、最も適したカメラでしょう。
> 海鴎とだったりして
10台ぐらい貰わないと。
10台あってもしょうがないけどね。
> ミノルタX1は、ミラーが戻らなくなりました。
あらら。機会あれば見せて頂こうと思っていたのに。
以前何かのオフミの時に持参されていましたが、その時は見損なっ
て(さわり損なって)しまいました。近年中古でも見かけますが、
現役時代は、かなり珍しいカメラ(売れなかったんだろうねえ)
です(1オーナーのX-1なんて殆どないぞ〜)。
X-1はカタログが普通のカメラ屋にはまず置いてなくて、カタログ
ヲタクの私も持っていません。見たことすらありません。メーカー
サービスや、都内大手の店にはあったかもしれませんが、巷のカ
メラ屋には本体ともども置いてありませんでした。
貧乏で暇な、小・中・高校生の時は、カメラのカタログを良く眺
めていました。カタログでは、構造や機能や使い方もわかります。
しかしX-1に限っては、発売当時に知っていたにもかかわらず、カ
タログが全く手に入らなかったため(勿論所有している人もいな
かった)、未知のカメラなのです。
お亡くなりになりましたか、、、
> ミノルタSR1は、幕が開くことなく走り出すようになりました。
> コンパーシャッターは突然粘り始めました。
ベンジンと綿棒が必携っす。
> で、ロバート君はお幾らだったんです?
> #思い出したくない過去か?
金額は大したことないです。
本体は$30前後で、送料込みでも$50ちょいと言うところで
しょうか。大したことないというより安いでしょうね。被害総額
としては、緑カメや世紀末ファインダーに比べれば大部安いっす。
でも、
目的物を探し出し、
ウオッチリストに入れて常に監視し、
作戦を立て終了時間に待機して、
直前に適度な弾を打ってライバルを蹴散らして落札し、
翻訳ソフトに助けて貰い英語で何とか交渉し、
郵便局でMOを作成し発送し、
相手から「送ったよ」というメールが来るのを首を長くして待ち、
「また怪しい小包が届いた」と不審がる母を何とかごまかし、
そして某月某日、自室がある2階への階段の2段目に、茶けた段
ボール箱が置かれました。
夜帰ってきた私は、期待に胸を膨らませて自分の部屋に持って行
き、急いで梱包のテープを剥がします。そして新聞紙にくるまれ
た(決してプチプチではない)ロバート君と対面しました。
...
決して金額の問題ではなく、
それまでに費やしたエネルギーが勿体無くて、
「俺って一体何をやっているのだろう?」
とその時は思ってしまいました。
PS.高田先生は偉大です。
(株)リコー 秦野事業所 宮崎 昭彦
E-mail:amiyazaki@nts.ricoh.co.jp