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[nikomat 29444] Re:与太と花粉症の注射



高田です

cairns@venus.dti.ne.jpさんは書きました。

>> みなさん こんにちは。
>> UEHARA@アレルギー患者です。
>> 
>> またジャンクなEMが手に入り、「ぎょぎょっと」用に改造中です。
>> みなさんにお知恵をかりるかも...です。

どう改造されるのでしょう?

>> at 2002/04/21 13:08:07
>> In message "[nikomat 29434] Re:与太と花粉症の注射",
>> takadaさん wrote...

>>  >息が苦しい、とか患者さんに言われると医者もギョッとするだす。
>> 
>> 私もアレルギーで死にかけました。まさしく「息が苦しい」でした。
>> 主な原因はヨモギの花粉なんです。
>>  #好物の草餅を食べ過ぎた呪いか?
>> 商売柄、野外に出ることが多いのですが、秋は本当に憂鬱です。
>> ヨモギはどこにでも、荒れ地にもよく生えてます。

予防的に薬を持っていった方がいいかもしれませんね(以下を読むと)。

>> 事件がおきたのはとあるスキー場。雪が降る前はまさしく荒れ地です。
>> 目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、なんて言ってるうちはよかったのですが、
>> 鼻で呼吸ができなくなって、口で呼吸をしていたら、のどから肺の方まで痛くなって
>> もう息が苦しくて、じきに声帯も腫れてきたのか、全く声がでなくなってしまいまし
>> た。自分が苦しいのは勿論ですが、同行していた同僚も困り果ててしまいました。
>> そりゃそうです、私は苦しんでるだけで、言葉も発せられないのですから。

これは医者が一緒にいてもパニックですよ(きっと)。

#ナイフで喉を切り裂く時の手順を頭の中で確認していると思う。 :-)
#ま、ナイフがあればの話ですが。無い時は?
#そんなところに点滴用の針があるとも思えないし。

>> 近くにあった無人のリフト小屋にとび込み、水道を勝手に使って、
>> 目を洗い、うがいをし、鼻を洗い....してもおさまらず、
>> すぐに最寄り駅に送ってもらいました。
>> 自宅に帰って病院に行く頃にはなんとか声もでるようになりましたが、
>> 本当に苦しい思いをしました。
>> 後から考えれば、すぐに最寄りの病院に運んでもらった方がよかったのですが、
>> なにしろ意志の疎通ができず、自分も気が動転してましたから。
>> 水道が勝手に使えただけでも命拾いでした。

自分も周囲も気が動転してしてしまうと、だいたい悪い方向に向かうので、
できるだけ冷静に考えましょう。リフト小屋に水道があったというところで
冷静になれるチャンスがあったのでしょうね。

>>  >>>  こういう命に関わるアレルギーを抑える良い薬って無いんでしょうか?
>>  >
>>  >息が苦しいということになると普通は水溶性のステロイド剤の静脈内投与でしょう
>>  >か(点滴でゆっくり入れるあるいは、注射筒からある程度のスピードで入れる)。
>>  >
>>  >あとはアドレナリンの投与(気道内に噴霧あるいは静脈内投与)でしょうか。
>>  >これは血管の収縮作用により局所の浮腫をおさえる、および血圧を上昇させる
>>  >という作用があると思います。
>> 
>> 気が動転してたせいか、そのときはどんな治療をしてもらったか、記憶にありません

声もでるようになっておられたわけですから、まあそのまま様子みていても
大丈夫だったでしょう。

#患者さんが運ばれてきた時に、
#息が苦しくて、声もでなくなってきたという状態だと、この後どの程度まで
#状況が悪化してくるか予測がつきかねるので、最悪の場合も考えて心の準備を
#しないといけないわけです(それ以外にすべき準備もあるが)。

>> 毎年9月頃から2ヶ月ほどは病院で薬をもらってるせいか、
>> 最近はこれほど劇的な症状がでたことはありません。
>> 
>>  #仕事変えた方がいいのかなぁ....

脱感作療法などの可能性についても、後でコメントがあると思いますよ。


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*高田  彰  Akira Takada  takada@ipe.tsukuba.ac.jp*
*筑波大学臨床医学系    筑波大学附属病院医療情報部*
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