[nikomat 30260] Re:与太と花粉症の注射

[ttaka@m.ehime-u.ac.jp (Takaharu Tsuda)]

At 11:46 PM 02.5.9, Shoji Okoshi wrote:

>
> > > ちょうど1年前くらいに、左腕の痺れと手首の痛みを覚え、整形外科を受診したら
> > > 「頚椎椎間板ヘルニア」との診断で、３ヶ月ほど牽引しました。
> >
> > たぶん同じところです…MRとかミエロは撮られましたでしょうか？
>
> おお。お仲間が。。^^;
>
> いえ、レントゲン数枚だけです。小さな町医者（といっても道玄坂沿い）さんなの
>で。。
>
> ＃ときに、ミエロってなんでしょう？

愛媛＠放射線科医です。
ミエロとは、ミエログラフィー（myelography)のことです。
椎間板ヘルニアとは、椎間板を容器と見立てると、外側に線維輪がありますが、
これが、破れて、内容物の髄核が脱出して、脊柱管に飛び出して、脊髄や
神経を圧迫したため、症状がでてきます。
腰椎は比較的若い人に多く、頚椎は少し年齢の上の人に多いようです。
ミエロとは、ヨード造影剤を脊髄腔に注入して、圧排の程度をみる
検査です。MRI以前は、ヘルニアの確定診断のための検査でした。

最近は、MRIが頻用されています。MRIも画像診断機器の一つで、
考えてみたら、超高価なカメラと言えなくもないか？
ちなみに、放射線科医は、デスクワークが多いので、
ヘルニア持ちの割合が高い。私は、とりあえず、椎間板変性
でとどまっています。




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   　  Takaharu Tsuda, MD
        Ehime University School of Medicine
        Department of Radiology
        ttaka@m.ehime-u.ac.jp

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