[nikomat 33972] Re: リノ・エアレース

[Takafumi Kojo <tk-tyo@ca2.so-net.ne.jp>]

小城＠今日のゲームは早かった　です。
昨日までは全て4Hコースだったからえらくきつかった、、、、、

加藤さん：

on 02.9.20 3:20, Noriya Kato at noriya_k@ix.netcom.com wrote:

> 理由は。。。
> コースと一般観客席の配置上、前方を通過する時の機体は常に下面しか見合えない
> 状態となります。（特に速度が高くバンクの深いアンリミテッドクラスの場合）。
> よって機体の上面及び正面を間近に写真にとらえる為には、一般観客席の末端前方
> に位置するプレス席か、オーバル内（プレスバスにて入場）でないと不可能という事
> になります。
> （超望遠レンズ＋手ぶれしない技量を持っていれば可能かもしれませんが。。。）

状況を実際に見たわけではないので分かりませんが、恐らく事故等が発生した時に
「危ない」であろうと思われる場所から観客を遠ざけるセッティングになっているの
でしょうね。モータースポーツの「観客席」も、基本的にはそういう考え方で仕切ら
れているようです。
 
>> また昨今、様々な場所でセキュリティについて神経を尖らせている状況が（今もっ
> て）
>> 続いていることを考えるに、あまり好ましい行動とも思えません。
> パス破りというものが多数存在し、また二次的な問題も発生していると言う事は
> 知りませんでした。結果的にプロの方々にご迷惑をおかけする事となるのであれば
> 慎まなければなりませんね。←反省

僕らだけでなく、多分今はイベント主催者や警備担当者の方が沢山悩んでいるような
気がします。私がアメリカに取材に来るようになって早いもので六年目ですが、三年
前に無理を言ってジャーナリストカテゴリーのビザを取得したのは、アメリカの法律
に従うことはもちろんですが、関係者に対する配慮もあってのことです。
（アメリカに限らず海外に出た場合、一番強いIDはやはりパスポートですから）
> 
> しかし、真剣にレース写真を追い求めているプライベートカメラマンへの特別待遇も
> あってもらいたいものです。撮影席のチケットを別料金で発券するとか。

11月に栃木県茂木町で行われる「アエロバテックス日本グランプリ」では、今年から
「カメラマン席」という別席が設けられたそうです。「写真を撮ること」を目的に来
場される方が多いことから、このような施策をとることになったようですが、リノで
もそうなると良いですね。

> とは言え、コース間際での安全性や撮影者のモラルも問われる事となるので
> なかなか難しい事なのでしょうね。

「モラル」という部分では、日本はどうもダメダメな国のようで、女子選手が出場す
る新体操・水泳などの競技では、観客席へのカメラ・ビデオ持ち込みは厳禁となって
います。取材申請も「媒体確認」と、取材来場者の「本人確認」は非常に厳格になっ
てきているとか。

もっとも「プロ」だからと言って全ての取材者が適格であるかというと、そうとも言
えないのが実情です。危険回避能力が全くないくせに威張り散らしてばかりの輩も相
変わらず後を絶ちませんし、何か勘違いしているんじゃないか？と思しき（以下自粛）

> プライベートカメラマンが納得の行く写真を得るには、常に場所取り、金網などの困
> 難
> との戦いを強いられます。その様な苦労をいくら乗り越えたところで、結局プレス席
> から
> の構図にはかなわない様です。←無念

「プレスとは違う写真」を撮ることを考えてみては？
以前鈴鹿で時間が余った際、お客さんエリアに行ってみたことがありましたが「中か
らは絶対に撮れない」いいアングルってありましたよ。時間が限られているため、チャ
ンスが限られている時には行けないけれど、冒険してもいいかなって時は「ここで撮
りたい」と思える箇所は何カ所かありました。

また僕らでも、パスが出なくて入場料を払って客席から撮る時だってあります。
（オリンピックやワールドカップなどでは、そういうケースは大変多いそうです）
ローカルなスポーツイベントなどでは、そもそも「プレス」と「一般」の区別すらな
い状況だってあります。そういう中でも「自分が撮りたい写真」をきちんと目標を持っ
て撮れば、道は開けてくるのではないでしょうか。

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Photographer:（社）日本写真家協会会員
小城　崇史(Takafumi Kojo)
E-Mail: tk-tyo@ca2.so-net.ne.jp
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