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[nikomat 35083] Re: デラックス ニッコール
日浦しんさくです.
日浦R:
> > ついでに,諸収差の量も小さくなります.ただし,これは
> > 「幾何学的収差量」が小さくなるということであって,
> > あまりに縮小しすぎますと,今度は光の波動性による
> > 回折現象で画質が低下します.
>
>波動性による回折現象の影響は変化しないが正解では?
>
>画像面が小さくなるので,同一サイズに引き伸ばして観察
>するときの画質は,幾何学的収差に関しては変化無し,
>回折による影響は,画像が小さいほど大きくなる・・・って
>ことでしょうけど。
「収差量」=「幾何学量(絶対値)」
「画質」=「評価尺度(印画紙サイズとの相対量)」
って意識でした ^^;
回折による解像度の低下はF値だけで決まるので,
画面が小さいほど不利になる(影響が大きくなる)ってことです.
銀塩だと話がややこしいですが
同画素数のデジタルカメラがあるとき,レンズもCCDも縮小すると
幾何学的には全く同一の性能だけど,小さいCCDのものは回折に
よって画質低下するので絞りを絞り込むと大きいCCDのレンズとは
同じようにならないってことですね.
#大判写真でも回折を問題にする方もありますが :-)
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日浦 慎作 Shinsaku HIURA
大阪大学大学院 基礎工学研究科
システム人間系専攻 システム科学分野
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