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[nikomat 35659] Re: Ai28mm



ひうらっす.

>Nikkor の 28mm F2.8 を買うのなら、AiS ということじゃないかなと読めます。
>安く出ていれば E28/2.8 も候補に出て、F2.8 にこだわらないなら、1.4, 2,
>3.5 も、それぞれいいという話になりそう:-)

岡田さんが [nikomat 35600] で書いておられるように,設計が変わっているのは
確かですからね.当時の「ニコンの使い方2」という本に,AiS の解説が
ありますが,その変更項目の中に「レンズ再設計(28/2, 28/2.8)」という
項目が入っています.AiS 化と同時に再設計されたのですね.

他にも Ai 化や AiS 化のころに設計変更されたレンズはありますが,同時に,
というと意外と限られるということだと思います.50/2 とか 28/3.5 は
時期が微妙にずれているためにごく短期間だけ製造されたようなバージョンも
ありますからね.

で,ニコンがわざわざ設計変更したのだから,何らかの改善を図ったという
ことだと言えます.ただし1つ考えておかないといけないのは,その改善の
価値観が自分に合うとは限らないという点でしょうかね.

一般に新しいレンズほどコントラスト重視でにじみが少なく,コントラスト
のきついエッジに色づきが無いとかいう点でカラー向きと思います.
ただし反面,繊細な質感描写が出来なくなっているレンズもあります.
一般に新しいレンズほど悪条件に強いですが,古いレンズは逆に収差に
よって芯の描写が見られ,被写界深度が深く感じられたりと,開放近く
ではむしろ使いやすかったり,うまくツボにはまるとすばらしいレンズで
あることもあります.

また 28/2.8 の例でいえば,近距離補正が追加されたということなので,
近接時の像の平坦性はよいと思いますが,近距離補正が可能な設計に
するためにその他の部分の設計が制約されるということもあるかもしれません.

古いほうがいいという声がよく聞かれるレンズとしては 50/2 と 50/1.8 とか.
他には,私の体験ではブロニカの 50/3.5 は後の 50/2.8 より性能は
良いように思います.どちらも明るくなってますからしかたないところ
はありますが.

AF についても,初期のものは Series-E と同一の設計と言われ,
Dタイプから改善されたとよく言われますが,実際にはこれも岡田さんの
指摘のように少なくとも S<new> では設計が変わっているようです.
http://www.ne.jp/asahi/shinsaku/hiura/nikomat/lens/speclist.html#w
を見ると書いてありますが,最短撮影距離が変わっているのが目印かも
しれません.

#あれ?35/2 も変更があったような気もするが・・・
#同じになってるなあ(勘違いか?)

--
ひうら@ローライ載せました http://shinsaku.homeip.net/rollei/
#これで 199ドル