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[nikomat 35840] Re: 2/1 京都



ひうらっす.

小川さん:
>2/1(土) 京都オフミ 経過報告(抜粋)
>
>13:30 ムツミ堂中古店内で待ち合わせ、私が到着した
>時にはすでに、ひうら氏、疋田氏がおられました。
>少し遅れて、前田氏到着。

当初,職場に車を置いて電車で行こうかと思っていたのですが,
朝,海外から宅配便が届き,内容をあらためていたり,磨いて
いたり ^^; しますと遅くなってしまい,結局京都まで車で行く
ことになってしまいました(結果的には正解だったのですが).
#届いたのはローライナー2 BayI(3ピース,コーティングタイプ)です

渋滞などもなく,ちょうどの時間ぐらいに御池の市営駐車場に
入れることが出来ました.移動中,MEDIC の地下で FP-100C フィルム
(スタンダードサイズピールアパートフィルム)を購入.

>ムツミ堂店内を散策。

この店内で大胆にも(迷惑とも言う)ブロニカを組替えて,
EC-TL + 40mm にポラバックを取り付けてパチリ.
小川さんも EC 持ってきておられたので,ポラバックを使って
試写してもらおうかと思っていたのですが忘れていました ^^;;
(時折小雨が降るような天気でしたしね・・)

>カメラのウエダのショーウインドウを眺めながら

ここには,現行 Rolleiflex 2.8fx にかかれているのと同じ書体
が書いてある,古〜いローライフレックスが 8,000円でありました.

>メディックの最上階の喫茶店へ移動。
>  おもむろに持参したカメラをテーブル上に並べだす。
>  喫茶店のお姉ちゃんはおそらくビックリしていただろう。

でもそのわりに水だのピラフだのをサクサク置いていったのは
慣れているのかもしれない・・・

>  ひうら氏、ブロニカD、ベビーローライ持参。

グレー&オートマットつながりというやつですか ^^;

>  疋田氏、25mm付ベッサL(確か?)、ブロニカETR-S

疋田さんはいつも肌身はなさずこのベッサを持っておられますね.
ETR-S は,シャッターダイヤルがスカスカになったものでした.

>  私は、ブロニカEC 2台

白黒各1セットという感じですね.

で,話題に出た中で印象に残ったものとしては,
モノマガジンの前田さんも ETRS を使っておられるようで,
「ETRS って,シャッターダイヤルのところが弱いんですよ.
 私のもスカスカになって修理して・・」という話が出て,
実は疋田さんのもまったく同じ症状ということで,驚いていました.

イストテクニカルサービスとかその他に取材に行ったことがある
方ですのでブロニカDなども何度か触ったことがあるそうですが,
私が購入の経緯を話すと「あ,それって広告で,ブロニカDに,
フラッシュガンアダプターがセットで出ていたやつですね」
とよくご存知でした・・・
さすがに,あの時「選んで買えるほど」出品されていたとは
思いもよらなかったようではありますが.
Dはまわしうち?しまして,疋田さんも小川さんも数回巻き上げて
レリーズされましたよ.

小川さんの調子の悪いほうのECですが,機構的な故障ではなく,
油切れという感じでした.ミラーが上がるのですが,それが角度
によっては勢いが足りず,先幕の係止を解除できないというよう
な症状のようで,簡単に直りそうでした.EC は左右のカバーを
外すと簡単に全機構が見えるので,適宜,固体潤滑材をスプレー
すればさっくり直りそうです.あとは結構状態のいいものでした.

>メディックの店内を通過し、三条サクラヤの2Fでうろうろ。
>ここでよさげなEC−TL−II発見、ひうら氏、興味を示す。

EC-TL-II に,標準レンズと煙突ファインダ,覗き込み角30度の
プリズム,予備のバック,フォーカシングハンドルが付いて
98K でした.ただレンズが手持ちと同じ P.C 75mm でしたので・・
他には 200mm P.C + ケンコー MC6 テレコンがセットというもの
もありました.

サクラヤは別の店の商品が2Fに移ったそうで,けっこうな
ワンダーランドの様相を呈していました.知らなかった・・・

>四条河原町のムツミ堂(?)2Fの探検を最後に
>四条河原町で15:30ごろ解散しました。
>
>その後、ひうら氏と疋田氏はどこかヘ消えていきました。

Medic へ行き,感材類を買い込んだ後,疋田さんから,けっこう
珍しいものを持っておられるということでお宅へお邪魔して
いました.

そのブツとは,知るひとぞ知る「Nikon インバージョンビューワー」
です.テレビ技術や計算機の力を借りずに,ネガをポジに変換して
観察できるビューワーという,今の時代に聞くと「どうやってるのか?」
とかなり興味を引かせる機械です.

実は,いつぞやの合宿でまごめさんから頂いた当時のパンフレット
コピー類にも,インバージョンビューワのカタログが含まれており,
それで存在は知っていたのですが,まさか実物が見られるとは
思いませんでした.

早速見せていただきました.なんと,元箱・取り説もありまして,
取り説には冒頭に「原理と理論」の紹介があるというなんとも
日本光学的な一品です.

構造は,ヘッドの部分に電球があり,その下にネガを置くキャリアが
あります.電球とキャリアの間には切り替えフィルタがあり,
普通の引き伸ばし機のクールガラス(赤外線カットフィルタ)の
他に,赤外線透過フィルタ(赤外線のみを通すフィルタ)に
切り替えることが出来ます.通常のクールガラスにしたときには,
ネガをネガのまま,またはカラーポジを観察することが出来ます.

で,ネガを通った光はレンズを通り,鏡で反射されて手前の
スクリーンに投影されるのですが,そのスクリーンは単なる乳白色の
板ではなく,蛍光板になっています.
で,その蛍光板の両脇にはブラックライト(紫外線ランプ)が
取り付けてあります.このブラックライトを点灯すると,蛍光板が
紫外線を可視光に変換して光りますが,同時にヘッドから送られた
赤外線がネガを透過しての蛍光板に投影されます.
蛍光板は,紫外線が当たっていも,赤外線が当てられると蛍光が
消える性質があるようで,つまりネガを透過して赤外線が当たった
部分は逆に蛍光せずに暗くなり,ネガポジが反転するというような
ものです.

箱にも,本体にもでかでかと"Nikon" の文字があり,特に蛍光板の
フード部分には特大の光学マークが入っていまして,なかなかの
雰囲気です.また,状態も良く,赤外線ランプは生きていますし,
ブラックライトは1本は死んでいるようですが,もう1本は生きて
います.このブラックライトは現在も手に入るかもしれませんので
現在調査中です.もし入手不可能でも,市販のブラックライトを
筐体内に仕込めば復活できそうです.

そういうわけで,疋田さんからのお申し出で,一度貸してくださる
ということになり,自宅で整備して復活させてみようと思って
います.また Nikomat-ML HP にも載せますのでよろしく.

その他,疋田さん宅ではフォコマートやら,WWWなどで見ました
写真のオリジナルプリントなどを見せていただき,インバージョン
ビューワを積み込んで帰宅しました.

>また、機会を見つけて、今度は大阪あたりでオフミしたいものです。

そうですね,ぜひ集まりたいですね.
今度は撮影も出来るOFFなんかもいいかもしれません.
桜の季節にもなにか企画したいですね.

では