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[nikomat 37550] Re: 中古釣竿



石井です。

テニスのラケットなのですが、あえて振動を残す、という商品があります。
ヒューマンインタフェースとして考えれば、システムからユーザへのフィード
バックが適切でないと操作性(あいまいな言葉ですが)が悪くなりますからね。

Shin SUGIYAMA さんは書きました:
>合理性じゃなく、満足を求めるとそうなりますね。
>そもそも毛針釣りは特殊な場合をのぞいて合理的な釣り方法ではないので(餌釣りや 
>網の方が効率がいい)
>そういう方向へ行きやすいです。

http://www.yonex.co.jp/tennis/feature/vcs/index.htmlからの転記:
この1〜2年の新作ラケットは、「低衝撃&低振動」をアピールするのが常となり、
振動が少ないほど優れたラケットだとさえ思わせるものとなってきています。
でも本当にそれでいいのかという意見がありました。ラケットにとっての衝撃と
振動は、ありすぎると問題ですが、まるでなくなってしまうと、手応えがなくなり、
インパクトの打球情報まで消滅してしまいます。だから「フレーム面のどこでとら
えたのか?又、コントロールが難しい」という評価もあります。
本当に振動は少ないほどいいのか? たしかにそれが必要な人もいるでしょうが、
みんながみんなその方向に流れてしまっていいのでしょうか。
ヨネックスが昔から重視してきたのは「打感」と「打ち応え」でした。でも、それ
を感じさせてくれるのは「衝撃&振動」に他ならないのです。
だからヨネックスは「振動は必要だ」と考えました。「振動をなくす」のではな
く「快適レベルにコントロールする」道を選んだのです。テニスをする人がもっと
も快適で、かつ満足感を得られる振動……、ヨネックスはそれを追求し、辿り着い
た結論が『170Hz』だったわけです。
不快な振動だけを取り除き、情報伝達、打ち応え、満足感のために必要な振動にコ
ントロールされたラケット……、それが〈V-CON20〉なのです。

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Masahiro Ishii  ishii@iis.toyama-u.ac.jp
Faculty of Engineering, Toyama University
3190 Gofuku, Toyama, Japan 930-8555